【デカ消し塗装】キン肉マン第7弾G型「ローラーマン」をキン消しカラーでリペイント!#999

2025年8月27日

懐かしのキン肉マン消しゴム「デカ消し」第7弾G型よりローラーマンを筆塗りリペイント。ゲーム登場時のキン消しカラーを再現し、水性アクリル塗料で丁寧に仕上げました。

↑動画で見たい方はこちら

■ デカ消し第7弾G型「ローラーマン」とは

今回は9㎝サイズの「デカ消し」シリーズ、第7弾G型に収録されたローラーマンをペイントしました。
この弾は、読者応募による超人10体で構成された珍しいラインナップで、ローラーマンのほかにもフォックスマンやスプレー魔人などが登場しています。

ローラーマンは本編での出番は少なかったものの、子ども時代によく遊んだモブキャラ的存在。デカ消しの中でも最重量級の造形といえるかもしれません。


■ 塗装前の状態

塗装前は大きな損傷はなかったものの、経年による汚れや黒ズミが目立ちました。
ペイントには問題ないので、そのまま通常の下処理から工程を進めていきました。


■ 下処理の工程

キン消し・デカ消しの塗装に入る前には、以下の工程で下処理を行います。

  1. 煮沸処理:素材を柔らかくして形を整え、油分やホコリを除去。
  2. ベンジン漬け込み:1~2日間で可塑剤を抜き、塩ビ素材を安定化。
  3. 乾燥・下地吹き:乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)を全体に吹き付け、塗装下地を作成。

■ 使用塗料と筆

  • 塗料:水性アクリルのファレホを中心に、要所でシタデルカラーを使用。
  • :面相筆を基本に、広い面は平筆を使って効率的に作業。

全て筆塗りで仕上げています。


■ ベース塗装(下地)

まず全身に**ファレホ・ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」**を塗布。
この下地を塗ることで、その後の色乗りが大きく変わります。
デカ消しサイズでも3~4分で下地塗りは完了しました。


■ 各部位の色分け塗装

  • 銀色(シタデル BASE アイアンウォリアー/ファレホ シルバー)
     頭部・脚部・フェイス・ボディ・アームカバーなど広範囲に使用。
  • 黒(ファレホ ブラック)
     脚部やアームカバーの一部に。
  • 赤(ファレホ ブラッディレッド
     目の部分を極細筆で丁寧に塗装。
  • 薄いグレー(ファレホ メカカラー・ストーングレイ)
     腕部・手足に使用し、重ね塗りで色をしっかり乗せました。

■ 塗装ムラ防止の工夫

  1. ラーミアンメディウムを水で薄めて塗料に混ぜ、滑らかな仕上がりに。
  2. 筆を「こする」のではなく、先端で叩くように色を乗せる方法を採用。

■ 仕上げとトップコート

最後にシタデルカラー・シェイド「ナルンオイル」を銀部分に流し込み、陰影を強調。
その後、ソフト99 ボデーペン・クリアを全体に吹き付けて乾燥。台座を取り付けて完成です。

塗装時間はおよそ 50分。フロントビューからリアビューまで存在感ある仕上がりになりました。


■ 完成レビュー

今回は、デカ消し第7弾G型ローラーマンを、ゲーム「キン肉マンジェネレーションズ」に登場したカラーリングを参考にペイントしました。
当時の懐かしさを感じさせつつ、現代の塗料で蘇った仕上がりです。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年8月27日

Posted by Mさん模活時間の記録