【昭和レトロ玩具リペイント】キン肉マン デカ消し「土偶マン」素体を水性アクリル塗料で塗装 #921
昭和の名作『キン肉マン』の消しゴムフィギュア「キンケシ」。今回はその中でも特に存在感のある9cmサイズの「デカ消し」第7弾G型・土偶マン素体を、現代の令和に合わせたリペイントに挑戦しました。塗装は「超人図鑑」に掲載されたカラーリングを参考に、こだわりの色分けを施しています。使用塗料は**水性アクリル塗料(シタデルカラー・ファレホ)**です。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!
今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!
デカ消し第7弾G型とは?
今回ペイントした土偶マンは、**1980年代当時 丸越製の正規品「キンケシ デカ消し第7弾」**に含まれていた読者応募超人シリーズの一体です。この7弾は、本編での活躍は少ないものの、個性的な10体の超人で構成され、土偶マンの他にも「ゴッドシーサー」「ローラーマン」などユニークなキャラクターが揃っていました。当時のパッケージには専用ブックレットも同梱されており、コレクター心をくすぐるシリーズです。


塗装前の状態
素体は大きな破損こそありませんが、経年による黒ずみや表面汚れが目立つ状態でした。塗装には支障がなかったため、通常の手順で進めました。



デカ消し塗装工程
1. 下処理
- 煮沸:形状を整えつつ、余分な油分・埃を除去
- ベンジン漬け:可塑剤を抜き、塗料の食いつきを良くする
- 乾燥後、Mr.スーパークリア つや消しを全面に吹き付け、塗装の下地作成



2. ベース塗装
- **ファレホ・ゲームカラー「デッドホワイト」**を水で薄め、全面に筆塗り
→ 最近はこの白下地を全面に施す方法を採用しており、約2〜3分で完了します

3. 色分け塗装(全3色・超人図鑑カラー準拠)
- フレッシュカラー
- シタデルカラー LAYER「フレイドワンフレッシュ」
- 首元、腕部、脚部、腹部に塗布
- ラーミアンメディウム(シタデルテクニカル)を併用 → 塗りムラ防止&塗料復活効果
- 淡い茶色
- シタデルカラー LAYER「ベインブレイドブラウン」
- 細部の色分けに使用
- 濃いグレー
- シタデルカラー LAYER「エシングレイ」
- 土偶らしい落ち着いた色味に仕上げるため、3色で塗りきり



使用塗料と筆
- 水性アクリル塗料:
- シタデルカラー(高隠ぺい力・マット質感 / ゲームズワークショップ製)
- ファレホ(筆ムラ少・鮮やかな発色 / 世界標準の高品質)
- 筆:模型塗装用面相筆 + 面積広部はブラシ・刷毛で効率化
- 塗装時間:約50分

最終仕上げ
塗装後は**ソフト99コーポレーション「ボデーペン クリア」**を全体に吹き付け、乾燥させて塗膜を保護。

最後に台座を付け、フロントビュー・リアビューともに映える仕上がりとなりました。



まとめ
今回は**キン肉マン・キンケシ デカ消し第7弾「土偶マン」**素体を、水性アクリル塗料(シタデルカラー・ファレホ)で丁寧に塗装しました。昭和レトロ玩具のリペイントに興味がある方、キンケシ塗装を楽しみたい方の参考になれば幸いです。


今後もキン肉マン関連のフィギュア塗装記事を更新予定ですので、ぜひご覧ください!
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