【昭和レトロ玩具リペイント】キン肉マン デカ消し「土偶マン」素体を水性アクリル塗料で塗装 #921

2025年5月12日

昭和の名作『キン肉マン』の消しゴムフィギュア「キンケシ」。今回はその中でも特に存在感のある9cmサイズの「デカ消し」第7弾G型・土偶マン素体を、現代の令和に合わせたリペイントに挑戦しました。塗装は「超人図鑑」に掲載されたカラーリングを参考に、こだわりの色分けを施しています。使用塗料は**水性アクリル塗料(シタデルカラー・ファレホ)**です。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

デカ消し第7弾G型とは?

今回ペイントした土偶マンは、**1980年代当時 丸越製の正規品「キンケシ デカ消し第7弾」**に含まれていた読者応募超人シリーズの一体です。この7弾は、本編での活躍は少ないものの、個性的な10体の超人で構成され、土偶マンの他にも「ゴッドシーサー」「ローラーマン」などユニークなキャラクターが揃っていました。当時のパッケージには専用ブックレットも同梱されており、コレクター心をくすぐるシリーズです。

塗装前の状態

素体は大きな破損こそありませんが、経年による黒ずみや表面汚れが目立つ状態でした。塗装には支障がなかったため、通常の手順で進めました。

デカ消し塗装工程

1. 下処理

  • 煮沸:形状を整えつつ、余分な油分・埃を除去
  • ベンジン漬け:可塑剤を抜き、塗料の食いつきを良くする
  • 乾燥後、Mr.スーパークリア つや消しを全面に吹き付け、塗装の下地作成

2. ベース塗装

  • **ファレホ・ゲームカラー「デッドホワイト」**を水で薄め、全面に筆塗り
    → 最近はこの白下地を全面に施す方法を採用しており、約2〜3分で完了します

3. 色分け塗装(全3色・超人図鑑カラー準拠)

  • フレッシュカラー
    • シタデルカラー LAYER「フレイドワンフレッシュ」
    • 首元、腕部、脚部、腹部に塗布
    • ラーミアンメディウム(シタデルテクニカル)を併用 → 塗りムラ防止&塗料復活効果
  • 淡い茶色
    • シタデルカラー LAYER「ベインブレイドブラウン」
    • 細部の色分けに使用
  • 濃いグレー
    • シタデルカラー LAYER「エシングレイ」
    • 土偶らしい落ち着いた色味に仕上げるため、3色で塗りきり

使用塗料と筆

  • 水性アクリル塗料
    • シタデルカラー(高隠ぺい力・マット質感 / ゲームズワークショップ製)
    • ファレホ(筆ムラ少・鮮やかな発色 / 世界標準の高品質)
  • :模型塗装用面相筆 + 面積広部はブラシ・刷毛で効率化
  • 塗装時間:約50分

最終仕上げ

塗装後は**ソフト99コーポレーション「ボデーペン クリア」**を全体に吹き付け、乾燥させて塗膜を保護。

最後に台座を付け、フロントビュー・リアビューともに映える仕上がりとなりました。


まとめ

今回は**キン肉マン・キンケシ デカ消し第7弾「土偶マン」**素体を、水性アクリル塗料(シタデルカラー・ファレホ)で丁寧に塗装しました。昭和レトロ玩具のリペイントに興味がある方、キンケシ塗装を楽しみたい方の参考になれば幸いです。

今後もキン肉マン関連のフィギュア塗装記事を更新予定ですので、ぜひご覧ください!

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年5月12日

Posted by Mさん模活時間の記録