#859【消しゴム塗装】オイルマン(キン肉マン デカ消し丸越製第6弾)
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第6弾F型から、オイルマンです。
超人オリンピック・ザ・ビッグファイト、予選まで出場した超人
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消しキン肉マン第6弾「オイルマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after
デカ消し、第6弾のパッケージに封入されていたブックレットです
丸越製の正規品にはこれが入っていました
6弾は、ハンマーヘッド・スマイルマンら地味キャラあり、バッファローマン・スプリングマンなど悪魔超人、今回のオイルマンなどバラエティ豊かな構成の弾でした


まずは塗装前の状態です。傷や損傷はありませんが、汚れ・落書きは目立ちます。
ペイントには支障がないので、そのままいつもの工程を経て塗装を進めました



塗装後のレビューを先に
今回は、赤のボディカラーにしました。特殊効果で錆び塗装で質感も高めました
特徴的な造形のキャラクター



可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました
かなり白に近い、いちおうフレッシュカラー、全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、下地が完全乾燥したのち、黒のスミ入れからスタート
シタデルカラーのコントラスト、ブラックテンプラーです
オイルのメーターに。1927.

目と口は、黄色
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットです
少し濃い、隠ぺい力の強いイエローカラー

そして頭部、ボディ、手、足に、今回のメインカラーとなる赤
少し濃い色味の、シタデルカラー、BASEのコーンレッドを使いました
もともと粘性高く、隠ぺい力の強いカラーです
下地の白も効いて、一発で色が乗っていきました
面積が大きいですが、ムラにもなりにくい塗料で優秀です
色分け箇所を面相筆、広い面積は刷毛を使いました

腕と脚には銀色
ファレホのゲームカラー、シルバーです
銀の発色の良さはさすがです 一発で色が乗っていきます

ここで白を上塗り
オイルメーターと、頭部のキャップの部分に
ファレホのゲームカラー、デッドホワイトを使いました
極細筆で丁寧に
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

仕上げにかかります
錆び塗装です 質感を高めます
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種、ティファウスコローションです
頭、ボディ、手、足の凹凸を活かして、ところどころに色を乗せていきました

今度は銀の仕上げに
シタデルカラーのシェイド、ナルンオイルを水で薄めて染め塗り、流し入れしました
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約50分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第6弾F型から、オイルマンを、赤のボディカラー、水性アクリル塗料を使ってペイントしました


まとめ~あわせて読みたい記事
オイルマンはサウジアラビア出身。
超人強度33万パワーで、ドラム缶がモチーフになった超人。
体内は大量の石油。手はハサミ型、付け替え可能な設定になっています。
超人オリンピックの最終予選・ローラースケート競争では、思わぬ形でキン肉マンたちの予選通過をアシストするハプニングを起こした超人です

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
レギュラーでは各弾約10体、全12弾までリリースされていました
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