#689 【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第5弾E型 ペンタゴン(アニメカラー)

2024年1月8日

今回は、丸越製のデカ消し・第5弾、E型の、ペンタゴン。
赤を加えたアニメカラーのイメージでペイントしました

Point☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・9cmサイズのキン消し、丸越製「デカ消し」を塗装
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

塗装の様子をYoutube動画で見る

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可塑剤を抜く塗装前の下処理

デカ消し・第5弾に封入されていたブックレットです。
5弾のブックレットはカラー表紙に9人の超人。完成度の高いブックレットなんです。

ラインナップにはウォッチマン、チエの輪マンなど、このペンタゴンと同じく第21回超人オリンピックの出場超人も何体か入っていました

塗装前の状態です。
両手をグーで掲げた造形のキンケシ。特に目立った汚れや傷もない良好な保管状態でした

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

キンケシ・デカ消しの色塗り前の下処理は、およそこんな感じで進めていきます

・煮沸して、曲がりクセを直し、表面に付いた埃や油分をとる

・ベンジン漬けして、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させてMr.スーパークリアつや消しを吹きつけて塗装下地を作る

水性アクリル塗料(シタデルカラー&ファレホ)で色塗り

そして塗装です。
色塗りの様子は、使ったカラーごとにハイライトで見ていきます

シタデルカラーのコントラスト・バシリカヌムグレイです。
額のマークの縁取りの、スミ入れ的に使いました

ボディの白は、今回は結果的に3度の重ね塗りで仕上げました

ベースには、ファレホのゲームカラー・デッドホワイト
白塗装は、薄く、重ねてを心がけて塗っていきます

ファレホはスペイン発の水性アクリル塗料。
フィギュア塗装には使いやすく、粘性高くて隠ぺい力が強いカラーですがさすがにキンケシのペールオレンジへの真っ白の着色、一発ではいきません

一度目の白を乾かしている間に、シタデルカラーのコントラスト、イアンデンイエロー

工程は下地塗りから上塗りの2段階。

ここからは上塗りです

2度目の白、先ほどと同じファレホのデッドホワイトです
この2度目で、ようやくしっかりと全面が白に見えてきました

額の星マークの上塗り。
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットです
黄色で、隠ぺい力は強いカラー

続いてリストバンド、ブーツの赤・シタデルカラーのメフィストンレッド
アニメカラーのペンタゴンではこの赤がアクセントになります

使用した筆は、基本は模型用の面相筆。
面積の広い箇所はブラシを使って時短させながら色を入れていきました

翼やボディの陰になる部分に、シタデルカラーのコントラスト・アポシカリーホワイトを水で溶いて薄めた状態で染め塗りしました

3度目の白は、シタデルカラーのホワイトスカー、これが仕上げ色になります

今回のペイントで用いた塗料がこちら
塗装にかかった時間は約40分でした

ペンタゴンは、アメリカ合衆国出身の時空超人で、四次元殺法コンビを組んだ悪魔超人のブラックホールとは従兄弟同士。超人強度70万パワー。クロノスチェンジが必殺技です。
今回の着色はアニメカラーイメージ。

デカ消し・でかキンケシは、レギュラーシリーズのキン消しよりも一回り大きい、体長約9㎝のゴム消しフィギュアで
キン肉マン第1次アニメブームだった1984年~86年ごろに展開された、全12弾、各弾約10体のシリーズでした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹きかけて乾燥させて完成
これがトップコートになります

塗装後がこちら

白の大面積のペイントはなかなか難しいです
薄く重ねてを繰り返せば繰り返すほど、仕上がりのクオリティは高まると思います

塗装シーンのみの映像Youtube動画

塗装シーンのみの映像

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ということで今回は、キン肉マンのデカ消し第5弾E型から、ペンタゴン。
アニメカラーでペイントしました

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年1月8日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c