昭和キンケシ「デカ消し」スペシャルマンを初代アニメカラーで筆塗りリペイント #1002

2025年8月30日2025年10月3日

昭和当時のキンケシ・デカ消し（第5弾E型）スペシャルマンを、水性アクリル塗料で初代アニメカラーにリペイントしました。下地処理から筆塗り工程、使用塗料まで詳しく紹介します。

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昭和のキンケシを令和に蘇らせる

今回は、昭和当時に発売された9cmサイズの「デカ消し」第5弾E型、スペシャルマンをリペイントしました。カラーリングは初代アニメ版の配色を参考にし、水性アクリル塗料で丁寧に筆塗りしています。

第5弾E型のラインナップ

デカ消し第5弾には、スペシャルマンのほかにウルフマンやミートくん、ペンタゴン、カレクック、ウォッチマンなど、個性豊かな超人たちが収録されていました。当時のパッケージにはブックレットも同梱され、コレクター心をくすぐる内容になっていました。

塗装前の状態確認

今回のスペシャルマンは大きな損傷もなく、造形もきれいなまま残っていました。多少の汚れはありましたが、ペイントには問題がないため、通常の下処理工程から作業を進めました。

下処理工程

塗装前には、いつもの手順で下処理を行っています。

• 煮沸して形を整え、表面の油分や汚れを除去
• ベンジン漬けで可塑剤を抜く
• 乾燥後、Mr.スーパークリア（つや消し）を吹き付けて下地を作成

これで塗装の準備が整います。

使用塗料と筆

塗料はシタデルカラーとファレホを併用。いずれも水性アクリル塗料で、筆塗りに適した高品質なカラーです。

• シタデルカラー：高い隠ぺい力とマットな質感
• ファレホ：筆ムラが出にくく、発色の良いゲームカラーが豊富

筆は模型用の面相筆をメインに、広い部分は刷毛を使って効率的に仕上げました。

塗装手順とカラーリング

塗装は下地～仕上げまで約60分ほどで完了。使用カラーごとの工程は以下の通りです。

1. 下地塗装：ファレホ・エルフィックフレッシュを全体に塗布
2. ブラック：瞳・頭部の一部（ファレホ）
3. ブルー：ボディ・グローブ・ブーツなど（ファレホ・マジックブルー）
4. イエロー：下半身（シタデル・アヴァーランドサンセット）
5. レッド：胸の「SPECIAL」文字や頭頂部（ファレホ・ブラッディレッド）
6. ライトブルー：顔・腕部（ファレホ・サンライズブルー）
7. ホワイト：胸の「99」や頭部の「S」文字（ファレホ・デッドホワイト）

塗装の仕上げ

最後に、ソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹き付けて保護。乾燥後に台座をつけ、完成品をフロントビューからリアビューまで確認しました。

完成レビュー

青を基調としたビビッドな配色で、まさに初代アニメカラーのスペシャルマンが蘇りました。9cmサイズのデカ消しは存在感が大きく、塗装のしがいがあるアイテムです。