【キンケシ塗装】昭和のデカ消し「スカイマン」を令和の筆塗りで蘇らせる!#954

2025年7月3日

昭和に登場した懐かしのキンケシ。その中でも存在感のある9cmサイズの「デカ消し」を、令和の今、水性アクリル塗料を使って塗装しています。

今回ペイントしたのは、デカ消し第5弾E型に収録されたスカイマン。丸越製の正規品で、当時のパッケージに同梱されていたブックレットも健在です。この弾には、ミートくん、ウルフマン、ペンタゴン、ウォッチマン、スペシャルマンなど、超人オリンピックのキャラクターが多数ラインナップされています。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

■ 塗装前の状態

全体的に汚れと黒ずみが目立ちますが、大きな破損はなし。胸部には小さな傷もありましたが、補修は後工程で行い、通常の手順で進めていきました。

■ 今回のカラーリング

1990年代に発売された「ジャンプコミックスセレクション」付録のシールに描かれたスカイマンを再現。下半身はグレー&ブルーで塗り分け、全体の配色に忠実に仕上げました。


🔧塗装工程の概要

①下処理


🎨使用カラーと塗装工程(筆塗り)

  • 下地白塗り:ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
    → 骨や牙にも使える薄いフレッシュホワイトを全体に塗布
  • マスクの赤:ファレホ「ブラッディレッド
    → 鮮やかで塗りやすい
  • 白色部:ファレホ「デッドホワイト」
    → 目、膝パッド、マスク周辺に使用
  • 肌色(上半身):ファレホ モデルカラー「フラットフレッシュ」
    → ラーミアンメディウムで溶いてムラなく仕上げ
  • パンツ・ブーツ:シタデル「セレストラグレイ
    → 面積広めは模型ブラシで効率塗装
  • 足のタイツ:シタデル「ザ・ファング
    → 面相筆で丁寧に塗り分け
  • 黒(瞳・マスクの文字):ファレホ「ブラック」
    → マスクの額に「1000」の文字も再現
  • 仕上げの肌トーン調整:シタデル・コントラスト「スケルトンホード
    → 水で薄めてニュアンスを加える

🖌使用ツールと時間


🧩使用塗料について

●シタデルカラー(ゲームズワークショップ)

  • 隠ぺい力◎、発色◎、乾きも早くマットな質感
  • 水性アクリルで初心者にも扱いやすい

●ファレホ

  • 筆塗りに適した高品質な水性アクリル
  • モデルカラー:スタンダードな塗料
  • ゲームカラー:鮮やかでファンタジー向け

📸完成後の姿

台座をつけ、前後から撮影。スカイマンが見事に現代に蘇りました。


🏁まとめ

昭和のキン肉マン消しゴム「デカ消し」スカイマンを、水性アクリル塗料と筆塗りでリペイント。原作準拠のカラーで再現し、塗装プロセスも丁寧に仕上げました。キンケシを現代風に楽しみたい方、筆塗り初心者の方にもおすすめの一体です。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年7月3日

Posted by Mさん模活時間の記録