#862【消しゴム塗装】モンゴルマン(キン肉マン デカ消し丸越製第4弾)

2025年2月20日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第4弾D型の、モンゴルマンをペイントします。パンツは黄緑、当時のアニメカラーを意識した色分けにしました
水性アクリル塗料で色付けしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消しキン肉マン第4弾「モンゴルマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogで塗装の記録を見る

Youtube動画

before~after

デカ消しの第4弾D型、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で4弾のパッケージにはこれが入っていました

主人公のキン肉マンはじめキン骨マンやイワオといったおなじみのキャラ
ザ・ニンジャやジャンクマンといった悪魔超人もラインナップされています

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんがそこそこ汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

塗装後のレビューを先に
モンゴルマンのフレッシュカラーはチョイスがけっこう難しい。そして、防具が付いていないと、ボディが単調でメリハリを付けるのがけっこう悩ましいんです

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました

全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、肌カラーです
ファレホのモデルカラー、アイスイエローを今回は基本にしました
隠ぺい力に課題があり、なおかつ塗装面積が広いので、3回重ねて色を出していきます

霊命木のマスクを含む上半身全般に塗りました

色分け2色目は、下半身のパンツのカラー、パンツというよりスウェット
黄緑。ファレホのゲームカラーで、エスコルピナグリーンです
鮮やかな黄緑
グリーンも隠ぺい力には課題のある色ですが、下地の白も効いてうまく色が乗りました

緑の色違い。ファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブを目元に

足元、白。ファレホのゲームカラー、デッドホワイトを使いました
純白カラーを上塗りしました

フェイスの模様、髪を結うリボン形状の布地、そしてシューズを赤です
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです

鮮やかな赤カラー

このあたりから塗装箇所が細かくなっていきます

ここで一度、ファレホのアイスイエローを上塗りしました

黒です。ファレホのゲームカラー、ブラック。
頭髪やフェイスの一部箇所に

目はピンクで。ファレホのゲームカラー、スクイッドピンクです
極細筆で丁寧に色を入れました

2度目の重ね塗り。ファレホのモデルカラー、アイスイエロー
これで肌カラーはいったん落ち着きました

ここからは質感を高め、陰影を付けるために

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

まずはシタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めて染め塗り

次は緑。コントラストのミリタルムグリーンを、同じく水で薄めて、スウェット部分に染め塗り

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

最後は肌カラーを、DIOのドライブラシ塗料で軽くたたいて仕上げました

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約70分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第4弾
モンゴルマンを、当時のアニメカラー、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事

モンゴルマンの正体は、あのラーメンマン。
ウォーズマンのスクリュードライバーで植物人間状態となったラーメンマンが、行きついた終点山で、ドクターボンベに霊命木から作ってもらったモンゴルマンマスク
七人の悪魔超人編では、ミスターカーメンを倒し、キン肉マンとのタッグで、スプリングマンをレッグラリアットで仕留め、黄金のマスク編では悪魔将軍との最終決戦にレフェリーとして登場しました

超人タッグ編ではバッファローマンと2000万パワーズを結成し、準決勝まで勝ち上がりました

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年2月20日

Posted by Mさん模活時間の記録