#480【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第3弾(C型)ミスターカーメン

2023年1月5日

朝4時起きから始める模活 m3cブログです。
80年代に流行った「キン消し」。今や復刻版もたくさん発売されていますが、「当時物」を塗装しています。
「このキン消しに色がついていたらなぁ」とあの当時思った夢を追い求め、実現させている毎日です。

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・昭和レトロ、昔のキン消しって色塗りできるの?
・悪魔超人の一人、ミスターカーメンのキン消しをペイント
・丸越製のキン消し「デカ消し」シリーズって知ってる?

今回は、丸越製デカ消し、第3弾C型のミスターカーメンです
七人の悪魔超人の一人で北海道宇宙船発着所でブロッケンJr.と戦った超人
水性アクリル塗料でペイントしました

動画でチェック

塗装の様子をYoutube動画で

Coming soon

Before~After

このミスターカーメンを含む、デカ消し第3弾C型のブックレットです
丸越製正規品には各弾ごとに封入されていた小冊子です

この弾では主人公のキン肉マンや、ブロッケン、ウォーズマンなど正義超人
悪魔超人もステカセキングやマウンテンなど、豪華な顔触れでした

ペイントするミスターカーメンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、大きなキズなどはない良好な保管状態の消しゴムでした。

高さ約9㎝程度の消しゴム。ディテールまで細かく作られたデザインで、今回のミスターカーメンは造形としては彫りが深く、コスチュームもレンガタイル調にデザインされていてちゃんとエジプトらしい仕上がりイメージになっていました

塗装後のレビューを先に

黄色・オレンジ・フレッシュカラーが基調の彩色。イメージは、1980年代初期のアニメカラーです。色味が地味なので、はみ出しやムラなどケアレスミスに気を付けてペイントしました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

↑ラッカー系のこちらを使っています。

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは本体と、台座にするプレートに下地として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

下地が完全乾燥したのち、彩色のはじめは、ボディのメインカラーであるフレッシュカラーです
ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュ

フェイスの一部、首元、上半身、脚部に使いました
隠ぺい力はそこそこ強い肌カラーですが、下地の白も効いて一発で色が乗りました

2色目に、頭部と足元のブーツに使ったオレンジ
シタデルカラーのLAYER、ワイルドライダーレッドです

オレンジ系カラーは隠ぺい力に課題がありますが、こちらも先の白下地が効いていました

3色目はマスク、コスチュームに使った黄色
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットです

少し暗い、濃い黄色のカラー
色の境目が多かったので、面相筆で丁寧に色を入れました
これで、ほぼ全体の色分けができました。ここからは細部に入ります

頭部のコブラの装飾物に、シタデルカラーのBASE、キャステラングリーンを使いました
濃い草色、オリーブカラー

目にファレホのゲームカラー、サンライズブルーを使いました
水色。極細筆を使って
このカラーで、リングのイメージでそのまま、台座にするプレートに上塗りしました
このプレートのサイズは、幅6cm、奥行き3cmです。

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

コブラの装飾、上塗り。2色目は、シタデルカラーのBASE、オールクフレッシュです
少し明るい草色

ディテールです。シタデルのLAYER、ホワイトスカー再登場で眉を書き入れ

一部、コスチューム胸の箇所に青
シタデルカラーのBASE、カレドールスカイを使いました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

最後に肌部分に陰影と質感を出します
シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めて染め塗りしました

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後~まとめ

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴムフィギュア、丸越製、デカ消し、第3弾C型から、悪魔超人ミスターカーメン、水性アクリル塗料でペイントしました

今回のミスターカーメンは、
7人の悪魔超人の一人で、超人強度は130万パワー。
ツタンカーメンがモチーフ、エジプトはカイロの出身です
古代エジプトの王族の血を受け継ぐ超人で、様々な秘術、占星術を扱います
鋭い牙によるかみつきや、敵の水分を吸いつくす戦法を得意とします

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年1月5日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c