【キンケシ塗装】昭和のデカ消し「アモイマン」を水性アクリルでリペイント!塗装工程を詳しく解説 #932

2025年5月27日

昭和に発売されたキン肉マンの消しゴムフィギュア「キンケシ」。今回はその中でも珍しい**9cmサイズの大型キンケシ(通称デカ消し)**を、令和の今、水性アクリル塗料で塗装してみました。

今回の主役は、デカ消し第3弾C型に封入されていた「アモイマン」。地味な印象のキャラクターですが、れっきとした完璧超人の一員です。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!


デカ消し第3弾C型とは?

当時、丸越から発売されていた正規品のデカ消しには、ラインナップ紹介のブックレットが封入されていました。第3弾では、キン肉マンブロッケンJr.ウォーズマンといった人気キャラのほか、ステカセキングマウンテンなど悪魔超人も収録。

アモイマンやハングキラー、フラッシャーバルーンなど、ややマイナーなキャラもラインナップされており、コレクター心をくすぐります。


【ビフォー】塗装前のアモイマン

  • 全高:約9cm
  • 経年40年以上ながら、目立つ破損なし
  • 汚れはあるが、保存状態は良好

【アフター】塗装後の仕上がり

  • モアイ像風に2色でシンプルに塗装
  • 彫刻の陰影が強調され、立体感アップ
  • 完全筆塗り仕上げで、質感にもこだわり

デカ消し塗装の基本工程

  1. 煮沸処理:変形を整え、油分や埃を除去
  2. ベンジン処理:可塑剤を抜き、塗料の乗りをよくする
  3. 乾燥 → 下地処理Mr.スーパークリア・つや消しを吹き付け、塗装のベースを整える

使用した塗料・カラー詳細

ベースカラー:

  • ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
     → 白に近い肌色を広範囲に塗布。刷毛で短時間に全体塗り。

パンツ:

  • シタデルカラー BASE「コーンレッド
     → 濃い赤。ラーミアンメディウムで希釈してムラ防止。

ボディ:

  • ファレホ ゲームカラー「レザーブラウン
     → カーキ寄りのブラウン。薄塗りを重ねて色を定着。

陰影強調:

  • シタデルカラー コントラスト「スネークバイトレザー
     → 薄めてフェイスや手足に染め塗りし、立体感を演出。

使用ツール・仕上げ

  • 筆塗り:面相筆と広範囲用ブラシを併用
  • 使用塗料:シタデルカラー&ファレホ(ともに水性アクリル)
  • 最終仕上げ:ソフト99のクリアスプレーを全体に吹き付け、ツヤを整えて完成

塗装にかかった時間

40分程度で全行程を完了。工程を効率化し、短時間で高品質な仕上がりを実現しました。


完成写真:アモイマンのフロント&リアビュー

仕上がったアモイマンは、塗装によってキャラの魅力が引き出され、昭和の懐かしい造形が現代によみがえります。


まとめ|昭和のデカ消しを、令和の技術で蘇らせる

今回は、「キン肉マン・キンケシ」シリーズの中でもレアなデカ消し第3弾C型・アモイマンを塗装。水性アクリル塗料による筆塗りで、丁寧かつ短時間にリペイントしました。

昭和の玩具を現代の技術で再生する楽しみを、ぜひあなたも体験してみてください!

■これまでのアモイマン関連の塗装(別個体・カラー)記事

この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年5月27日

Posted by Mさん模活時間の記録