【昭和のキンケシを令和に蘇らせる】デカ消し第2弾B型「ターボマン」を水性アクリル塗装でリペイント #923

2025年5月14日

昭和の懐かし玩具「キン肉マン消しゴム(キンケシ)」を、令和の今だからこそ丁寧に塗装し直しています。
今回手掛けたのは、往年の人気シリーズ「デカ消し(9cmサイズ)」第2弾B型から パーフェクト超人・ターボマン
仕上げには、レギュラーサイズ・キンケシのミニブック掲載カラーを参考に水性アクリル塗料で彩色しました。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

デカ消し第2弾B型とは?

当時のパッケージに同梱されていたブックレットには、豪華なラインナップが掲載されています。
正義超人からはテリーマンやジェロニモ、悪魔超人のアシュラマン・サンシャイン、さらにパーフェクト超人のネプチューンマンも登場。
今回塗装する ターボマンスネークマン は、当時はやや地味な存在ながらもファンには根強い人気があります。

塗装前のコンディション

ターボマン本体は大きな損傷こそありませんでしたが、 曲がりクセ表面の汚れ が目立っていました。
塗装に支障はないと判断し、
・熱処理で曲がりクセを整形
・汚れを除去しながら下処理
と、いつもの工程で作業を進めました。

塗装工程と使用塗料

1. 下処理

塗装の密着性と耐久性を高めるため、以下の工程を踏みました。

  • 煮沸 …形状を整え、表面の油分や埃を除去
  • ベンジン漬け …可塑剤や塩ビ柔軟剤を抜く
  • 乾燥・下地処理 …Mr.スーパークリア(つや消し)を全体に吹き付け

2. ベース塗装

ファレホ・ゲームカラー「デッドホワイト」を水で薄めて全体に筆塗り。
この薄い白の下地が発色を高め、近年は必ずこの工程を取り入れています。刷毛塗りで2〜3分程度。

3. カラー塗装

部位ごとに色分けし、以下の塗料を使い分けました。

  • シルバー …ファレホ・ゲームカラー「シルバー」
    → フェイス・ボディ一部、後の赤キャンディ塗装の下地
  • 濃銀色 …シタデルカラー BASE「アイアンウォリアー」
    → ボディスーツ・パンツ
  • ブラック …ファレホ・ゲームカラー「ブラック」
    → 頭部・腕・脚・腹部
  • イエロー …シタデルカラー BASE「アヴァーランドサンセット」
    → 口・グローブ・ブーツ(特徴的な黄色)

4. スポットカラー

  • 胸のTURBO文字 …ファレホ・ゲームカラー「サンライズブルー」
  • パイプ部分 …シタデルカラー BASE「レトリビューターアーマー」
  • キャンディ塗装(胸装飾パーツ)
    → シルバー下地+シタデルテクニカル「スピリットストーンレッド」
    赤い液体塗料を盛るように塗布し、透明感のある赤で仕上げました。

5. 仕上げ

  • クリアコート …ソフト99「ボデーペン・クリア」を全体に吹き付け、乾燥後に完成

使用塗料まとめ

  • シタデルカラー(Citadel Colour)
    高い隠ぺい力と食いつきの良さが特長。イギリス・ゲームズワークショップ製
  • ファレホ(Vallejo)
    筆ムラが出にくく滑らかな塗装が可能。鮮やかで強い発色の水性アクリルカラー

すべて 筆塗り で仕上げ、広い面積はブラシ・刷毛で効率的に塗装。
作業時間は約60分でした。

完成レビュー

レギュラーサイズキンケシ・ミニブック掲載カラーに倣いつつも、黄色や水色を効かせた よりカラフルな仕上がり となりました。
塗装後は台座をつけ、フロントビュー・リアビューともに映えるターボマンへと生まれ変わりました。


まとめ

今回は、昭和の懐かし玩具「キン肉マン消しゴム(デカ消し)」第2弾B型・パーフェクト超人 ターボマン を水性アクリル塗料でリペイントしました。
塗装工程や使用塗料の特徴も詳しくご紹介しましたので、 キンケシ塗装に挑戦したい方・デカ消しリペイントに興味がある方 はぜひ参考にしてみてください。

■これまでのターボマンの塗装(別個体・カラー)記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年5月14日

Posted by Mさん模活時間の記録