【キンケシ塗装】デカ消し第1弾「ブラックホール」を筆塗り再現!昭和レトロを令和の技術でペイント #967

2025年7月21日

昭和の名作「キンケシ」を、令和のいま筆塗りで蘇らせています。今回はその中でも存在感抜群の9㎝サイズ「デカ消し」第1弾A型・ブラックホールを塗装しました。

塗装には水性アクリル塗料ファレホを使用。配色は当時のアニメカラーを意識しつつ、全体をブラックベースに、赤と黄色の差し色を加えたシンプルながらも印象的な仕上がりにしています。

制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!


デカ消し第1弾の魅力と構成

このシリーズには、キン肉マンやロビンマスクといった主役級から、バッファローマン悪魔将軍などの強敵まで揃う豪華ラインナップ。ブックレット付きの丸越製・正規品パッケージも当時を思い出させる貴重な資料です。


▼ 下処理と準備工程

ブラックホールのデカ消しは、目立った損傷はありませんが、汚れや黒ずみがありました。以下の工程で塗装の下準備を行いました:

  1. 煮沸で形状を整える
  2. ベンジン漬けで可塑剤を抜く
  3. 乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)で下地処理

▼ 塗装に使用したカラーと工程

  1. ベースカラー:
     ファレホ「エルフィックフレッシュ」で全体を薄く下塗り。2〜3分で完了する効率的な方法です。
  2. ボディカラー:
     ファレホ「ブラック」で頭部・胴体・四肢を塗装。
  3. 赤パーツ:
     パンツ、グローブ、額のマークなどに「ブラッディレッド」を使用。
  4. 黄色パーツ:
     ベルトバックル、額の装飾に「ディープイエロー」を塗布。隠ぺい力が低い色ながら、面積が小さかったため問題なく塗装できました。
  5. マントの裏地:
     濃い赤の「スカーレットレッド」で、ブラッディレッドとのコントラストを演出。

▼ 筆塗りと道具

塗装はすべて筆塗りで仕上げました。面相筆で細かい部分を塗り、広い面は刷毛でスピーディーに対応。使用塗料はすべて**ファレホ(ゲームカラー&モデルカラー)**です。


▼ 仕上げと完成レビュー

最後に、**ソフト99のクリアスプレー(ボデーペン)**で全体をコートして乾燥させて完成。台座に設置し、フロントビューからリアビューまでしっかり撮影しました。

塗装時間は約50分。昭和のレトロフィギュアが、現代の塗装技術で見事に蘇りました!


■ 使用カラーまとめ

  • ファレホ ゲームカラー:ブラック、ブラッディレッド、スカーレットレッド、エルフィックフレッシュ
  • ファレホ モデルカラー:ディープイエロー

■まとめ

今回の塗装では、昭和の名作アイテム「デカ消し・ブラックホール」に、現代の水性アクリル塗料と筆塗り技法で新たな命を吹き込みました。懐かしさを感じつつも、自分なりの表現を加えて仕上げるこの工程は、まさに手仕事の楽しさそのもの。これからも、こうした昭和レトロなフィギュアたちを、令和の今にふさわしい形で蘇らせていきたいと思います。
次回の塗装記録も、どうぞお楽しみに。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年7月21日

Posted by Mさん模活時間の記録