#902 昭和レア消しゴムを塗装!デカ消し第1弾・ビッグザ武道を完全再現

2025年4月12日

昭和のキンケシを令和のいま、塗装しています
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第1弾A型の、ビッグザ武道をペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

✅ ポイント1:昭和レア消し「デカ消し第1弾 ビッグザ武道」の再塗装
1980年代の貴重なキンケシ「ビッグザ武道」を、原作完璧超人カラーで令和に再現。レアな造形と当時のパッケージ情報も紹介。

✅ ポイント2:丁寧な下処理と筆塗りによる本格塗装
煮沸・ベンジン処理・下地づくりなど模型塗装と同等の手順で、筆塗り中心に塗装。使った塗料や工程も詳細に記録。

✅ ポイント3:シタデル&ファレホの水性アクリル塗料を活用
発色・隠ぺい力の違いを活かしつつ、用途に応じて塗料を使い分け。60分で仕上げる効率的な工程も注目。

Vlogで塗装の様子を見る

Youtube動画

Coming soon

before~after

記念すべきデカ消し第1弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で1弾最初のパッケージにはこれが入っていました

ビッグザ武道、この造形は正規品ではデカ消し第1弾でしか存在しないレアなデザイン。
もともとは読者応募のこちらが元祖のスタイル
ブックレット上は「ビッグ武道」の記載です
ストーリー上登場したビッグザ武道はデカ消しでは第8弾でリリースされました

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありませんが落書き・汚れは目立ちます
ペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました

塗装後のレビューを先に
今回は、原作版完璧超人のビッグザ武道のシルバー・緑のカラーを再現するイメージで色を決めました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
ファレホのゲームカラー・デッドホワイトを水で溶いて薄めながら塗りました

全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

色分けの1色目は、濃い赤色
シタデルカラー、BASE、コーンレッドです
フェイス、脚部に使いました
粘性の高い、隠ぺい力の強いカラーです

2色目は黒、ファレホのゲームカラー・ブラックを使いました
胴着の腰元の部分に
黒と言えば多用している、扱いやすいカラーです

脚部は紺・藍色系のカラー、シタデルカラー・BASE、ザ・ファングです
この塗料も、隠ぺい力の強いカラー

銀色を上塗りです。ファレホ・ゲームカラーのシルバーを使いました
下地の白も効いて、今回面積は一番大きくなったカラーですが、さすがの発色の良さ
一発ですいすい色が乗っていきました

上半身のボディカラーは緑。ファレホ・モデルカラーのミディアムオリーブを使いました
緑は隠ぺい力には課題のあるカラーですが、ここでも白で入れた下地が効いたと思います

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

モデルカラーは、ファレホの筆塗りのスタンダード
多彩な色数で、基本となるシリーズです。様々なジャンルの模型に活用できます

背中に背負った竹刀は、カーキ。ファレホのゲームカラーを使いました

ここで白を上塗り。ファレホのゲームカラー、デッドホワイトを再びです

ボディの「武道」の文字の書き入れ、竹刀の持ち手のところに使いました
極細筆で、丁寧に色を乗せていきました

ゲームカラーは、ファンタジックな特別色で、人物・モンスター系フィギュアに適した鮮やかな色がメイン。粘度は低め、隠ぺい力・塗膜は強い特性を持っています

主に胴着や面の上に、シタデルカラーのシェイド・ナルンオイルを全体に流し入れるように塗りました
これで質感が高まり、陰影も出ました

同じく、シタデル・コントラストのミリタルムグリーンです。
緑を塗った箇所に上から染め塗りしました

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約60分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第1弾
ビッグザ武道、当時の表記はビッグ武道を、原作イメージの完璧超人ビッグザ武道カラー、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

■これまでのビッグザ武道の塗装(別個体・カラー)記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年4月12日

Posted by Mさん模活時間の記録