#637【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第11弾(K型)キン肉マングレート
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第11弾、K型のキン肉マングレートを塗装しました。
・丸越製デカ消しでは第11弾にラインナップされたキン肉マングレート
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4696-530x530.jpg)
これで3体目のグレートの色塗りですが、今回は原作カラーのボディ赤にチャレンジです。
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塗装前の下処理
当時物、第11弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
11弾は、当時のデカ消しシリーズでは後ろから2弾目の後発。
ブックレットは、色塗りをしよう!ということで白黒仕様のこれまでのシリーズを網羅した一覧タイプでした
まずは塗装前の状態です。
汚れ、黒ずみ、ありましたが、大きく塗装に影響するレベルではなかったため、そのまま作業を進めていきました。
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![](https://i0.wp.com/m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4056-1024x1024.jpeg?ssl=1)
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キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/07/Recipe-15-346x530.png)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_3835-530x530.jpeg)
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_3887-530x530.jpeg)
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4036-530x530.jpeg)
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
まずは、ホビー用水性アクリルのシタデルカラー、コントラストという種類の塗料を使って下地を塗りました。
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。
アポシカリーホワイト、バシリカヌムグレイ、ブラッドエンジェルレッド、ヴォルパスピンク、イアンデンイエロー、グリフハウンドオレンジの6色を下地に使い分けました。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4643-530x168.jpeg)
こちらが今回のグレートの塗装で下地に使用した塗料
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4764-530x240.jpeg)
続いて上塗りです
水性アクリルのシタデルカラーとファレホを兼用して塗りました。
こちらが上塗りの塗料一覧。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/Snapshot_897-1-530x530.jpg)
まずはシタデルカラーのBASE塗料、アバドンブラック。
シューズのカラーとして使いました。
隠ぺい力の強い黒。下地も効いて色のりは良かったです。
今回の塗装にかかった時間は約70分でした。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/Snapshot_898-530x530.jpg)
黄色はファレホのアイスイエローを使いました。
パンタロンのバンド部分のカラー
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/Snapshot_899-530x530.jpg)
パンツ、パンタロンの上塗りにシタデルカラーのジョケイロオレンジ。
下地の色より若干薄めだったので少し苦労しましたが、ある程度隠ぺい力はあるカラーです。
今回の塗装では意外と一番面積が大きかった気がします
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/Snapshot_900-530x530.jpg)
唇のピンクには、エンペラーズチルドレンを使用しました。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/Snapshot_901-530x530.jpg)
ボディの赤の上塗りです。
ほぼブラッドエンジェルレッドで色がついていたので、レイヤーカラーのイーヴィルサンズスカーレットを水で溶いて、必要な個所に乗せていくという感じで上塗りしました。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/Snapshot_904-530x530.jpg)
ここで白です。
ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです。
粘性の高い、隠ぺい力の強い白。2度ほどの重ね塗りでほぼ色が乗りました。
目、シャツ、リストバンド、マスクの顎の箇所、肉マーク、パンタロンのライン、靴底など今回のグレートでかなり重要なカラーです。
白のフィギュア塗装では、シタデルカラーのコラックスホワイト、ホワイトスカーなどを使ってきましたが、このデッドホワイトも鮮やかな白を表現するにはとても使いやすいカラーです。
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ディテールです。
目元付近にシタデルカラーのシェイド、ナルンオイルを使いました。。
![](https://m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4658-530x530.jpeg)
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
ボディの赤がどう見えるか少し心配でしたがなかなか色映えするカラーリングにできました。
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![](https://i2.wp.com/m3-c.net/wp-content/uploads/2023/10/IMG_4699-1024x1024.jpg?ssl=1)
塗装シーンのみをYoutube動画で
塗装シーンのみの動画
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デカ消し、でかキンケシは、1984年~1986年ごろ、第1期のアニメ・キン肉マンブームにあやかって展開された、通常の4㎝程度のキンケシよりは一回り大きい約9㎝サイズのゴム消しで、丸越製のものは各弾約10体で、全12弾まで発売されたキン肉マンのフィギュアシリーズでした。
キン肉マングレートは、初代はプリンスカメハメ、2代目はテリーマンが正体となって、キン肉マンとマッスルブラザーズを組んだマスクの超人。宇宙超人タッグトーナメントに登場しました。
アニメカラーとなった黒、茶を基調にしたものと、今回の原作カラーイメージ、赤がボディのものどちらもいろいろフィギュア化されたり人気の根強い超人です。
というわけで、今回はでかキンケシ・第11弾から、キン肉マングレートの色塗りでした。
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