#632【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第11弾(K型)キングザ100t
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第11弾、K型のキングザ100tを塗装しました。
・キン肉マンマリポーサチームの副将、キングザ100tのデカ消し
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
2体目の塗装、今回は原作カラーイメージのガンメタリック、シルバーバージョンです。
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塗装前の下処理
当時物、第11弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この辺りの弾のブックレットは、塗り絵ができるという名目での白黒。
この弾は王位争奪編のキャラも多数ラインナップされていた、シリーズでも後ろから2番目の後発の弾です。
まずは塗装前の状態です。
汚れ、黒ずみ、多少のひび割れはありましたが、大きく塗装に影響するレベルではなかった
ため、そのまま作業を進めていきました。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはコントラスト・スケルトンホード。
露出している肌の下地色として塗りました
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。
こちらが今回のキングザ100tの下地塗装で使用した塗料。
ホビー用水性アクリルのシタデルカラー・コントラストで塗りました。
塗装にかかった時間は約50分でした。
続いて赤の下地、ブラッドエンジェルレッドを、口と目に塗りました。
3色目は、イアンデンイエロー。
胸の「t」マークの下地です。
ボディの下地は2色で色分けしました。
まずは明るい方の銀色を塗る箇所に、アポシカリーホワイト。
続いてバシリカヌムグレイ。
こちらは、少し濃いめのアイアンカラーを塗る場所の下地です。
上塗り最初は、肌の色。
ファレホのモデルカラー、ベーシックスキントーンを使いました。
フェイス部分と、先に下地・アポシカリーホワイトを塗った箇所に、銀色、アイアンハンズスティールを塗りました。
下地が効いて上手く着色できました。
次に、バシリカヌムグレイを下地に使った箇所、濃い方のメタルカラー、アイアンウォリアーを塗りました。
このカラーが今回は一番塗装箇所の多い色でした。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し広めの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
次は再度、シタデルカラーのスケルトンホードを水で溶いてシャバシャバ状態で肌に上塗りしました。
これで色味が落ち着き、仕上げになりました。
胸のtマークには黄色、アヴァーランドサンセットを上塗り。
最後にSHADEカラーのナルンオイルで、ボディ全体に質感、陰影を出しました
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
デカ消しの中でも後発の第11弾で出たキングザ100t。少し流通量も抑え気味で若干レアなデカ消しです。
塗装シーンのみをYoutube動画で
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
キングザ100tは、分銅がモチーフの超人で、アメリカ合衆国・デトロイト出身。
超人強度は6500万パワー。確認されている中では最重量の超人で、キン肉星王位継承サバイバルマッチではマリポーサチームの副将でした。
重量を活かした攻撃をしますが、よろいを変身プラカードによって形状変化させることができ、球・バーベル・トゲなど、さまさまな形態でテリーマンを苦戦させました。。
というわけで、今回はでかキンケシ・第11弾から、キングザ100tの色塗りでした。
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