#587【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第11弾(K型)キン肉マングレート

2023年5月21日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第11弾、K型のキン肉マングレートを塗装しました。

Point☆

・丸越製のデカ消しで、キン肉マングレートがあった
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法

久しぶりの、11弾のデカ消しのキャラへの色塗りでした。

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塗装前の下処理

まずは塗装前の状態です。

経年の汚れ、くすみはありましたが概ね保管状態は良好でした。

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

最初のカラーはベースカラーのレイス・ボーン。
身にまとっているシャツ、パンタロン、リストバンド、目、口と、後ほど上塗りの塗料を塗る箇所の下地として着色しました。

キン肉マングレートのこのデカケシは2体目の塗装。
前回はボディは全体が黒のアニメカラーで塗りましたが、今回はそのアニメの初期カラー、露出しているボディがカメハメカラーの茶色バージョンで塗りました。

こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

今回カラーリングの参考にしたのは学研の図鑑、超人です

塗装にかかった時間は約70分でした。

パンタロンの側面のラインに、グレーがかった白、コラックスホワイトを塗りました。

3色目に肌の色、モーンファングブラウンです。
このカラーはシタデルカラーのBASE塗料。顔料が多めで隠ぺい力が高いので、キンケシの地にそのまま塗っても色が乗っていきます。

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

ここで一部、パンタロンのバンドの部分に、薄い青のブルーホラー

黒、アバドンブラックです。
マスクと、靴に塗りました。

一部、マスクの顎の部分に赤、メフィストンレッドを入れました。

下半身、パンタロンはオレンジ、ワイルドライダー・レッドです。
「レッド」という名の通り、オレンジの中でも濃いめのカラーです。
この塗料は、上塗り専用の隠ぺい力は弱めのカラー、先に塗った下地が効いて色が乗っていきます。

一か所ですが、口はフルグリム・ピンクで塗りました。

上半身、シャツとリストバンドは白、ホワイト・スカーで上塗りです。
下地に使ったものより鮮やかな白。
隠ぺい力は弱いので、何度か重ねながら、色を付けていきました。

目は黄色、フラッシュ・ギッツ・イエローを使いました。

再度白のコラックスホワイトを使って、マスクにある眉と、額の肉の文字を描き入れました。

主にフェイスを微修正しながら完成に近づけていきました。

最後にシェイドカラーの「ナルンオイル」で、全体に質感と陰影を出しました。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
アニメでの登場シーンはさほど長くはなかったこのカラーですが、なぜかインパクト大でよく覚えています。

動画でチェック!※塗装シーンのみ

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キン肉マングレートと関連するキンケシ

キン肉マングレート、このカラーは、プリンス・カメハメが正体のときの、アニメ版、タッグ編の1回戦、四次元殺法コンビと戦ったときのものです。その後のカラーはボディも黒に。
キン肉マンと師弟で組んだ「マッスルブラザーズ」で、トーナメントマウンテンの決戦と、友情パワーの復活に挑みました。

懐かしい面々のデカ消し・キンケシ。

まずは先日塗装した新造形版のキンケシ08のテリーマン。
キン肉マングレートVer.ですが、ボディのカラーは黒にしています。
2018年に発売されたキンケシでした。

今回塗装と同じデカケシを。

まずはキン肉マン。
今回塗ったグレートのタッグパートナー。このデカ消しの造形は、シリーズ第2弾のものです。

戦闘スタイルのキン肉マン、グレート、流通量からいくと、少しレア感のあるキンケシだったかもしれません。

まとめ~あわせて読みたい記事

でかキンケシで第11弾に封入されていたブックレットです。
この弾のブックレットは、塗り絵ができるというキャッチコピーでの白黒。
今回塗装したグレートをはじめ、マリポーサチームやビッグボディチームなど王位争奪編の主力どころの超人が目白押しの弾でした。

当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
良き思い出です。

というわけで、今回はでかキンケシ・第11弾から、キン肉マングレートの色塗りでした。

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年5月21日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c