#867【消しゴム塗装】マンモスマン(キン肉マンデカ消し第10弾J型)
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第10弾K型の、マンモスマンをペイントします。そして特殊効果でほんのり雪化粧
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第10弾J型「マンモスマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after
デカ消しの第10弾K型、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
10弾は、希少種のレア弾。ブックレットもこれまでと異なる白黒仕様です

この弾は、王位争奪編のキャラクターと、読者応募採用超人で構成されていました。
今回のマンモスマンとチームメイトのフェニックス、あとはマリポーサチームの超人など
まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありません。インパクトのあるデザインのマンモスマンの造形。
多少の汚れもペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました
塗装後のレビューを先に
アニメカラーと超人図鑑を参考にカラーリングを決めました
シタデルの特殊効果塗料で、本体と台座に雪化粧を施しました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください
キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます
煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる
ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く
乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます
まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
下地が完全乾燥したのち、ボディのカラーからスタート
ファレホのモデルカラー、ダークフレッシュを使いました
濃い色味の肌カラーです
もともと隠ぺい力は強い塗料
下地の白も効いて、うまく色が乗りました
色分け2色目にコスチュームの茶色です
シタデルカラーのBASE、赤茶色のモーンファングブラウンを使いました
扱いやすい茶色の塗料で多用しているカラーです
頭を覆う形でのコスチューム、脚部もあるので塗装面積はそこそこありました
ここで黒です。ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました
ベルトのバックル部分、パンツ、そしてリストバンドに
脚部の爪と、ビッグタスクには、シタデルのBASE、レイスボーンを上塗りです
今回のように牙や爪、骨などに使う、少しだけ色味のある白の塗料です
ボディに巻かれたチェーン、そしてリストバンドとベルトのバックルの一部に銀色
ファレホのゲームカラー、シルバーを使いました
発色が良く、隠ぺい力強い銀色です
チェーンの部分はポイントとなる箇所なので、面相筆で丁寧に色を入れていきました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
仕上げにかかります
まずはシタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めて、ボディの肌カラーに染め塗りです
質感を高め、陰影を出します
次に、茶色で塗ったコスチュームに、シタデルカラーのコントラスト・スネークバイトレザーを水で溶き、凹部(おうぶ)に流し入れるように塗りました
そして最後は、マンモス、、ということで雪化粧を
使ったのはシタデルカラーのテクニカル、特殊効果が表現できるカラー種にある「ヴァルハランブリザード」という塗料です
すでに塗装済みの本体と台座プレートに、本当に雪を積もらせるようなイメージで盛って色を乗せていきました
多少の水分を加えて使う方が扱いやすい
ですが、水が乾燥するとその分嵩が減ってしまうので、多めに盛っていくのが良いようです
今回は、本格的な積雪というよりも、雪解けか降り始め程度のイメージで乗せました
イメージ通りの雪の質感ができます
そしてビックリするくらいに、乾くとしっかり固まります
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました
工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約70分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です
ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第10弾
マンモスマンを、アニメ・超人図鑑カラーを参考に配色、そして特殊効果で雪化粧、水性アクリル塗料を使ってペイントしました
まとめ~あわせて読みたい記事
マンモスマンは、超人強度7800万パワー、ユーラシア大陸・シベリア出身の超人です。
氷河時代を生き残ったマンモス一族が進化した超人で、2本の牙はビッグタスク、鼻・パワフルノーズ
を活かした様々な必殺技を駆使して、王位争奪戦では大車輪の活躍をしました。
デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
今回のマンモスマンを含む10弾以降は王位争奪編の登場超人のシリーズで、後発で流通していた数も少なかったようで、今ではレア弾として出回っているようです
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