#616【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第10弾(J型)ミスターVTR

2023年8月7日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第10弾、J型のミスターVTRを塗装しました。
10弾は流通量も少なくレアな部類に入るデカ消しのシリーズ。王位継承サバイバルマッチ、マリポーサチームの次鋒の超人です。

Point☆

・丸越製「デカ消し」ではレアな部類に入る第10弾の王位争奪編キャラ
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昔のキン肉マン消しゴムを失敗せずに塗装する方法

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塗装前の下処理

当時物、第10弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
スーパーフェニックス、マンモスマンやザ・ホークマンなど、王位争奪編の登場超人を中心に構成されたラインナップです。
10弾以降はこの、それまでのシリーズを全網羅して、いちおう、「塗り絵」ができるという設定の白黒ブックレットでした

まずは塗装前の状態です。
細かな黒ずみ、汚れはありましたが塗装に影響あるレベルではありませんでした。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装です。

シタデルカラーのコントラストという種類の塗料で、色分けをしつつ下地塗りをしていきます。
「BASE」「SHADE」の両方の機能を兼ね備えた塗料で、下地になりつつ、スジや溝には液体塗料が流し込まれていくので、時短にもなり最近愛用しています。

今回のミスターVTRでは、グリフチャージャーグレイバシリカヌムグレイブラッドエンジェルレッド、アポシカリーホワイトの4色を使いました

上塗りは、カラーごとに見ていきます。

まずは青、マクラーグブルー
ミスターVTR、アニメカラーのメインの色です。
下地としても使える顔料多め、隠ぺい力の強いカラーです。

こちらがミスターVTRの上塗りで使用した塗料。
いつものように、ホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

塗装にかかった時間は下地を合わせて約40分でした。

2色目は、エシングレイ。
こちらはLAYER塗料で隠ぺい力は少し落ちますが、先に塗った下地が効いて色が乗っていきます

3色目はメタリックカラーのグレイナイトスティール
腕部、脚部とけっこう塗装面積はありました。
こちらも隠ぺい力に少し不安はありましたが、下地が効いて上手く塗れました。

4色目に赤、イービルサンズスカーレット
アクセントカラーになる赤です。左手が印象的。

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

最後に、スミ入れ的にシェイドカラーのナルンオイルを塗りました

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
デカ消しの中でも後発の第10弾、当時はこのミスターVTRは持っていなかったです。

動画でチェック!※塗装シーンのみ

塗装シーンのみの動画

まとめ~あわせて読みたい記事

ミスターVTRは、アメリカ合衆国・シリコンバレー出身のビデオカメラがモチーフの超人です。
超人強度は5400万パワー。モニターに風景写真を合成することでリング周囲の環境を変化させることができるシーンチェンジの技を持ちます
今回は、キン肉星王位争奪編のアニメカラーをイメージで塗りました

というわけで、今回はでかキンケシ・第10弾から、ミスターVTRの色塗りでした。

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年8月7日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c