1987年の悪魔が蘇る――スーパーデビル(偽神)ゴム消しを水性アクリルでリペイント#747

2024年8月21日

1987年発売のビックリマン【悪魔軍進攻編】スーパーデビル(偽神)ゴム消しを、水性アクリルのシタデルカラー&ファレホでフリーハンド筆塗りリペイント。昭和レトロの魅力を残しつつ、当時物フィギュアを丁寧に蘇らせた制作工程を詳しく紹介する。

塗装動画

この記事の3つのPoint☆
  1. 1987年当時物・スーパーデビル(偽神)のレトロ価値を紹介

昭和ビックリマン黄金期に発売された“悪魔軍進攻編”の貴重なゴム消しを扱い、当時物ならではの造形や仕様を記録している点。

  1. ゴム消し特有の素材に合わせた本格的な下処理と塗装工程を解説

煮沸・可塑剤抜き・下地処理など、ゴム消しリペイントに欠かせない工程を具体的に紹介し、使用したカラー(シタデル&ファレホ)も詳細に記述。

  1. フリーハンド筆塗りで蘇るキャラクターの魅力を再現

極細筆を用いた繊細な塗り分けや各色の特徴を丁寧に説明し、当時物のスーパーデビルが現代の塗装で鮮やかに蘇る過程を楽しめる内容になっている。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

このスーパーデビルのゴム消しは1987年にセット販売されたものの一つ、こちらのシールは、復刻版の比較的新しいものです

天魔界のキャラクターを集めた今回のセットは1987年に発売されたもので、今回の偽神デビルではなくスーパーデビルそのものや、他の悪魔シールで登場したキャラクターもたくさんラインナップされていました

ペイントするスーパーデビルの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、キズなどはない良好な保管状態のゴム消しでした

いつも通りの下処理から作業を進めました

ゴム消しフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはファレホのゲームカラー、デッドホワイトです。
目などディテール、白に色分けする箇所に塗り入れました
台座にするプレートの下地としても使いました

次に赤です
ファレホのゲームカラーで、ブラッディレッドです
細かな個所も多かったですが、極細筆を使って丁寧に塗りました
目にも使用をしています

続いては黒、こちらもファレホでゲームカラーのブラックです

履いているのは雪駄でしょうか。足元に、シタデルカラーのBASE、メカニカススタンダードグレイを使いました

ボディカラーは、紫
淡い薄めのカラー、ファレホのゲームカラー、ラストフルパープルです

そして、身にまとった装束のカラーは、同じく紫で、濃い目の「ヘクスドライケン」というファレホのゲームカラーを使いました

背部などはかなり広い面積になりました
ムラにならないように慎重に塗っていきました

ここで部分的に青
シタデルカラーのBASE、カレドールスカイを使いました

黄色です
これも比較的塗装箇所の多いカラー
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットを使っています

最後は、シタデルカラーのBASE、ザ・ファングです

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

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ということで今回は、当時物、ビックリマンのゴム消し、魔之壱、天魔界のキャラクターでスーパーデビル、水性アクリル塗料でペイントしました

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2024年8月21日

Posted by Mさん模活時間の記録