SDガンダムBB戦士No.38 武者百士貴を忍者百鬼丸に改造!1989年キットをフリーハンド筆塗りで製作#039

2020年12月2日

1989年発売のSDガンダムBB戦士No.38「武者百士貴」を、今回は忍者百鬼丸として制作しました。組み立てからフリーハンド筆塗りまで、シタデルカラーとファレホの水性アクリル塗料を使用し、当時物キットの魅力を活かしながら丁寧にリペイントしています。SD戦国伝・武者七人衆編の懐かしいキットを、現代の塗料で鮮やかに仕上げた制作記録です。

忍者百鬼丸の塗装動画

この記事のPoint☆

① 1989年発売の当時物キットを現代の塗料で鮮やかに再現

SDガンダムBB戦士No.38「武者百士貴」というレトロキットを使用し、昔の造形の味わいを残しつつ、シタデルカラー&ファレホで現代的な色彩に仕上げています。

② 忍者百鬼丸としてアレンジした制作工程を詳しく紹介

素組みから部分改造、フリーハンド筆塗りまで、武者百士貴を“忍者百鬼丸仕様”に仕立てるこだわりを解説。オリジナルアレンジの魅力が伝わります。

③ SD戦国伝・武者七人衆編の魅力とキットの特徴を紹介

シリーズ特有のコミカルな造形やモールドの活かし方、当時物キットならではのポイントを押さえつつ、制作の楽しさを読者に伝える内容になっています。

購入したガンダムベースはこちら!

武者百士貴の概要

キットの概要

シリーズNo.38
デザインベースMSN-00100 百式、MSR-100S 量産型百式改
登場シリーズSD戦国伝武者七人衆編
発売1989年8月
価格400円
武器百士貴:大太刀(モノホシサオ)、百貴ライフル、百鬼丸:忍び刀、百鬼弾
特徴百士貴と百鬼丸どちらかを選んで組み立てる仕様
パーツの半数がメッキ成形という豪華仕様。

商品名にシリーズ初の漢字を採用したキットです。
これ以降の戦国伝シリーズの漢字表記の起点となりました。
400円という価格帯のキットは、BB戦士では5体だけ発売されましたがその一つです。

百士貴&百鬼丸
かつて初代頑駄無大将軍と共に戦った字音大君(ジオンダイクン)=百ノ進の息子たちで、父の死後に兄・百士貴は武者として、弟・百鬼丸は忍者としてそれぞれの道を歩む。
時が経ち、修行を終えた百鬼丸が軍団に加わったことで再会を果たす。

開封~キット素組みまで

まずはキットを開封して、素組みしました。

素組みの際の様子

素組みの様子です。
コンパチなのでいったん2種類とも組んでみました。

武者百士貴

武者百士貴バージョンがこちら。

忍者百鬼丸

次は忍者百鬼丸。

水性アクリル塗料で塗装しました

塗装は、忍者百鬼丸バージョンにて。

塗装の際の様子

塗料は、水性アクリルカラーのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です

最初の塗料は、シタデルカラーのコントラスト・グリフチャージャーグレイ
青で上塗りする箇所の下地に使いました

次にアポシカリーホワイト。
こちらはシルバーを仕上げにする箇所の下地に。

コントラストは本来は染め塗り塗料
白やライトグレイの上から塗ることで、模型のディテールに沿って染まっていきます
希釈なしで塗れる利便性の良さも特徴で、顔料を含み下地になるので、こうして上塗りの目安をつける色分けをいったんするのにとても重宝しています

一部、紫のコントラスト・シャイシュパープルを塗りました。

意外と面積の大きい、グレイ・ブラックを仕上げにする箇所に、バシリカヌムグレイを塗りました

イアンデンイエローです。
黄色のコントラストカラーですが、ゴールドの箇所の下地にしています

額の緑、ワープライトニングをいったん塗りました

下地に使った塗料がこちら。
これより上塗り

メインカラーである青、最も面積の広いペイントです
シタデルカラーのマクラーグブルーを使いました

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している塗料
マットな質感の水性塗料で、色のラインナップは実に300以上に及びます

塗りムラを予防するために、テクニカルカラーにある「ラーミアンメディウム」という溶剤を使いながら塗り入れていきました

紫の上塗りは、ファレホ・ヘックスドライケンを使いました

同じくファレホの緑のカラー、モデルカラーのミディアムオリーブです

シルバーは、シタデルカラーのアイアンハンズスティールを使いました
BASE塗料でメタリックカラーです

グレイの上塗り
シタデルカラーのLAYER塗料、エシングレイを使いました

帷子、手、バックパック、刀、さやなど塗る箇所は多くありました

専用銃・百鬼弾など、一部に黒、アバドンブラックを塗りました

色分け最後はゴールドです
シタデルカラーのBASE、メタリックのレトリビューターアーマーを使いました

今回上塗りに使用した塗料がこちら。
塗装にかかった時間は、下地塗りを合わせて約70分でした

塗装後

色塗り後は、水性トップコート、つや消しを吹き付け、乾燥させて完成です

色塗り終わった各パーツを組み上げていきます

このキットでは、武者百士貴か百鬼丸のいずれかを作れることになっていますが今回はそれ用にペイントしたので百鬼丸を。

塗装後がこちら。

合わせて読みたい記事

風林火山編で登場した「武者百士鬼改」。

そしてそのパーツを流用した、武神輝羅鋼での「百烈将頑駄無」。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2020年12月2日

Posted by Mさん模活時間の記録