【SDガンダムBB戦士 No.184】迅風頑駄無を筆塗りで再現!天星七人衆編の風の武人を徹底レビュー #1038
1998年発売「SDガンダムBB戦士 No.184 迅風頑駄無」を制作。天星七人衆編の風を操る武人を、水性アクリル筆塗りで丁寧にリペイント。組み立て・塗装・変形ギミックまで詳しく紹介します。


迅風頑駄無とは?風を操る七天星の一人
1998年に発売された「SDガンダムBB戦士 No.184 迅風頑駄無(じんぷうがんだむ)」は、新SD戦国伝 天星七人衆編のキットです。
ビース南西部・九重村に住む武人で、村の秘宝「琥空翔翼(こくうしょうよく)」を使い風を操ります。
必殺技は「風陣龍天翔(ふうじんりゅうてんしょう)」。空を舞う姿が印象的なキャラクターです。

カラーリングは「ヴィクトリーガンダム」のアビゴルをモチーフにしたようなデザインとなっています。
キット内容と構成
- 定価:500円
- 封入パーツ:2袋
- 成形色:白・赤・緑の3色+パールパーツ+メッキパーツ
- 付属:シール、ポリキャップ、コミックワールド付き説明書


説明書は8ページ構成で、コミックワールドは176番のクレジット。
変形ギミックとして「ストライクイーグル形態」への簡易変形も可能です。
組み立て工程:素組みレビュー
組み立てには「Mr.セメント流し込みタイプ」を使用し、丁寧にパーツを接着。
薄刃ニッパーでゲート処理を行い、頭部・胴体・脚部を順に組み立てます。


- 頭部:目のシールを貼り付け
- 胴体:メッキパーツが高級感を演出
- 脚部:赤と白の色分けが明確
- 肩パーツ:変形ギミックの要



「荒翼の鎧(こうよくのよろい)」と呼ばれる空戦用アーマーを装着することで、風を操る戦闘形態に変化します。






塗装準備と下地処理
素組み完成後、Mr.スーパークリアつや消しを吹きかけて下地を作成。
塗装の発色と密着性を高めるための重要工程です。

筆塗り塗装:使用カラーと技法
塗装はすべて筆塗り・水性アクリル塗料で行いました。
使用塗料は主にファレホ(Vallejo)とシタデルカラー(Citadel)。

使用塗料一覧
- 下地:ファレホ「デッドホワイト」
- スミ入れ:シタデル「ブラックテンプラー」
- 赤:シタデル「ブラッドエンジェルレッド」
- 緑:シタデル「ミリタルムグリーン」
- 金:ファレホ モデルカラー「ブロンズ」
- 黒:ファレホ ゲームカラー「ブラック」
- 銀:ファレホ ゲームカラー「シルバー」
- 仕上げ:シタデル「ストームシールド(マット仕上げ)」
各色は2層塗り+スミ入れ補修を施し、筆むらを抑えながら立体感を出しています。
塗装のこだわりポイント
- シールで再現されていた箇所はすべて筆塗りで補完
- 下地ホワイトにより、発色と塗膜強度を確保
- 面相筆での細部塗り分け+広面積は刷毛で時短塗装
- 塗装時間:約50分

完成!迅風頑駄無・荒翼の鎧形態
全パーツの塗装が終わったら、**水性トップコート(つや消し)**で表面保護。
軽装形態から鎧装備形態、そして変形ギミックまで再現。

- 武器:神槍「天舞丸(てんぶまる)」
- 特徴:背中に槍を装着でき、ストライクイーグル形態へ変形









フロント・リアビューともに、風を感じるダイナミックな造形が楽しめます。
まとめ:風の迅風頑駄無を筆塗りで再現
今回は、SDガンダムBB戦士 No.184 迅風頑駄無の製作と筆塗り塗装を紹介しました。
天星七人衆の中でも特に軽快なデザインで、筆塗りによる発色も美しい仕上がりに。
塗装や変形ギミックの魅力を活かし、1990年代後期の名キットの味わいを現代に蘇らせました。














