#791【でかキンケシを塗装】ペンタゴン(原作カラー)
今回は、1999年にバンダイさんから復刻発売された「でかキンケシ」です
12体ノミネートされた超人から、ペンタゴン
水性アクリル塗料でペイントしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・9cmサイズのキン消し、1999年に復刻発売されたバンダイ製「でかキンケシ」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
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塗装動画
可塑剤を抜く塗装前の下処理
このペンタゴンがランナップされた復刻版「でかキンケシ」のパッケージです
「懐かしい肌色のでかいヤツが完全復活!」
と銘打たれ、200円の販売価格で展開されました
旧デカ消しシリーズでは第5弾に入っていた超人がなぜか多かった選抜メンバーでした
ペイントするペンタゴンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、特に遊び倒した後の黒ずみでしょうか。
綺麗ではなかったですが、塗装するに支障はないのでそのまま進めました
高さ約9㎝程度の消しゴム。一般的にはディテールまで細かく作られたデザインの超人が多い中、このペンタゴンはとにかくシンプル。
両手をグーで掲げた造形は、意外と珍しかったかもしれません
塗装後のレビューを先に
とにかく白です。薄く重ねてを繰り返して、色が乗っていくように時間をかけて仕上げました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください
消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います
煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす
ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く
乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます
まずは最初の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました
台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、幅6cm、奥行き3cmのものを使用しています
一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
完全乾燥したのち、本体に2度目のペイント
同じくシタデルカラーのホワイトスカーです
2度目でほぼ、白に塗れて、ムラや塗り残しが目立つ程度になりました
さらに乾燥ののち、3度目のペイントです
ここまで同じ白のカラーを、薄く重ねて、を繰り返しています
ここで台座プレートを上塗り
シタデルカラーのBASE、コーンレッド。小豆色、濃い赤です。
超人自体が白なので、濃いカラーを台座に選びました
フェイスのスターマークの縁取り、スミ入れに、シタデルカラーのシェイド、ナルンオイルを使いました
質感と陰影をつけるため、シタデルカラーのコントラスト、アポシカリーホワイトを水で溶いて薄めて、染め塗りしました
フェイスの星マークは黄色
ファレホのモデルカラー、ディープイエローを使いました
ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です
最後は白のボディをドライブラシ
シタデルカラーのドライ、プラゼティホワイトです
軽くこすりつけるように、全面に色を入れました
シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました
この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約40分でした
塗装後~まとめ
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます
台座をつけて、塗装後です
ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴムフィギュア、1999年にバンダイさんから復刻発売されたでかキンケシから、ペンタゴン、水性アクリル塗料でペイントしました
今回のペンタゴンは、
アメリカ合衆国出身の時空超人で、四次元殺法コンビを組んだ悪魔超人のブラックホールとは
従兄弟同士。超人強度70万パワー。クロノスチェンジが必殺技です。
今回の着色は原作カラーイメージ。
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