【キンケシ塗装】当時物レギュラーサイズ・キングコブラを初代アニメカラーでリペイント #1015

2025年9月26日

1980年代の当時物キン消し「キングコブラ(レギュラーサイズ・パート2)」を筆塗りでリペイントしました。初代アニメカラーを参考に、水性アクリル塗料で仕上げた制作過程をご紹介します。

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当時物キン消し「キングコブラ」を塗装

今回は、レギュラーサイズの当時物キン消しパート2から「キングコブラ」をペイントしました。塗装は初代アニメカラーを参考に、水性アクリル塗料を用いた筆塗りで仕上げています。

パート2のブックレットには、ティーパックマンベンキマンなど、超人オリンピック出場キャラが多数ラインナップ。キングコブラもそのひとりで、個性あふれる超人のひとつです。


塗装前の状態

塗装前のフィギュアは高さ約4cm。多少の経年劣化はあるものの、大きな汚れや破損はなし。スリムな造形ながら自立可能で、ペイントに問題ない状態でした。


下処理の手順

塗装前の下処理は以下の流れで行いました。

  1. 煮沸処理 … ゴム素材を柔らかくして形を整える
  2. ベンジン漬け … 一晩~2日ほど漬け、可塑剤を抜く
  3. 乾燥後の下地作りMr.スーパークリア(つや消し)を全体に吹き付け塗装準備

これにより塗料の定着を高め、仕上がりが美しくなります。


使用した塗料と筆

  • 塗料:ファレホ(Vallejo)ゲームカラー・モデルカラーを中心に、要所でシタデルカラーを使用
  • :模型用面相筆と平筆を使い分け、細部は極細筆、広い面はブラシで効率的に塗装

下地塗りから上塗りまで、約60分で完成しました。


塗装工程の詳細

  1. 下地塗り
     全身にファレホ「エルフィックフレッシュ」を塗布。色ノリを良くするための必須工程です。
  2. 目の彩色
     ファレホ「ブラッディレッド」で本体とコブラの目を極細筆で塗装。
  3. 部分彩色
     コブラ側面に「オレンジファイア」、頭部には「ゴールドイエロー」を使用。黄色は隠ぺい力の課題があるものの、この塗料は比較的優秀でした。
  4. ボディカラー
     フェイス・腕・脚に「グレーシャーブルー」を使用。下地効果もあり発色良好。
  5. コスチュームの緑
     - 上半身:ファレホ「ミディアムオリーブ」をラーミアンメディウムで薄めて塗布
     - 下半身:シタデル「キャリバングリーン」で濃い緑を表現
  6. 質感調整
     シタデル「アポシカリーホワイト」を溶いて彫り部分に染め塗りし、陰影を強調。
  7. 仕上げ
     塗り残しを補色し、全体をソフト99「ボデーペン・クリア」でコートして完成。

完成レビュー

塗装後は台座を装着し、フロントからリアビューまで鑑賞可能に。アニメカラーを再現したことで、当時の造形が一層引き立ちました。

キングコブラは、緑のコスチュームと蛇モチーフが特徴的。塗装によってレトロ玩具らしい魅力を現代に蘇らせることができました。


まとめ

今回は、当時物キン消し「レギュラーサイズ・キングコブラ(パート2)」を初代アニメカラーで筆塗りリペイントしました。塗装前処理から使用塗料、完成後レビューまで詳しく紹介しましたので、キン消しリペイントの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年9月26日

Posted by Mさん模活時間の記録