仮面ライダーオーズ・タジャドルコンボを全塗装|ソフビフィギュアのリペイント記録 #985

2025年8月8日

はじめに:思い出のソフビを全塗装

小さい頃、長男が夢中で遊んでいた仮面ライダーのソフビフィギュアたち。
今回はその中から、平成ライダーの代表格「仮面ライダーオーズ・タジャドルコンボ」を、水性アクリル塗料でリペイントしました。

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塗装前の状態|2010年発売の貴重な一体

今回のソフビは、2010年にバンダイから発売されたオーズ放映当時のもの。
ベルトや肩、脚部などに未塗装や剥離が見られたため、全体を丁寧に再塗装することにしました。


下処理工程|塗装の仕上がりを左右する大切なステップ

1. 煮沸処理で形を整える

ビニールを柔らかくするため、まずはお湯で煮沸。変形を直しやすくなります。

2. ベンジン処理で可塑剤を抜く

1~2日ベンジンに漬け、塩ビの薬剤を除去。より塗料の乗りがよくなります。

3. 下地スプレーで塗装の準備

乾燥後、「Mr.スーパークリア(つや消し)」を全体に吹き、下地を整えます。


塗装スタート|すべて筆塗りで丁寧に仕上げ

使用した塗料はシタデルカラーファレホを併用。
筆は模型用の面相筆を中心に、広い面にはブラシを使い分けました。


工程1:スミ入れと下地塗装

  • ガンダムマーカー スミいれふでペン(グレー)
     足元・腕まわりなどをスミ入れ。綿棒でふき取りつつ、深みを出しました。
  • ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
     白味のある下地色を肩・ベルト・脚部に。発色を引き立てる土台になります。

工程2:各カラーごとの本塗装

赤:スカーレットレッド(ファレホ)

タジャドルのイメージカラー。肩や腰、色落ち部分を中心に使用。

青メタリック:グレイナイトスティール(シタデル)

オーズドライバーまわりに使用し、金属感のある仕上がりに。

銀:シルバー(ファレホ)

オースキャナーとベルト周辺に。メタリックが映えます。

金:レトリビューターアーマー(シタデル)

ラプタードエッジなど未塗装部に。隠ぺい力が高く、しっかり発色。

黒:ブラック(ファレホ)

はみ出し補正や擦れた部分に使用。引き締め効果も。


仕上げ:光沢スプレーでコーティング

塗装後は、「ソフト99 ボデーペン・クリア」を全体に吹き付けてコーティング。
耐久性を高めつつ、程よい光沢感をプラスしました。


完成レビュー:重厚感あるタジャドルコンボに変身

高さ約17cmのソフビが、赤を基調とした力強いタジャドルコンボに。
脚部のスミ入れがよく映え、ディスプレイ映えする一体になりました。


おわりに:思い出のソフビに新たな命を

遊び尽くされたソフビでも、手を加えることで「もう一度飾りたくなる存在」に。
塗料の選び方や筆塗りならではの表現を、今後も発信していきます!


🧩こんな人におすすめの記事です

  • ソフビの塗装に挑戦したい方
  • 筆塗りでのリペイントに興味がある方
  • 仮面ライダーのフィギュアを再活用したい方
この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年8月8日

Posted by Mさん模活時間の記録