#880【消しゴム塗装】土偶マン素体(キン肉マン キン消しPART7)

2025年3月12日

今回は、当時物のレギュラーサイズキン消し・PART7、土偶マンです
超人図鑑のカラーを参考に、この造形は「素体」のもの
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART7 土偶マン・素体
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlog土偶マン・素体 塗装の動画

Youtubeで塗装動画

Coming soon

before~after

この土偶マン・素体がラインナップされたPART7のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
これまでのシリーズのキン消しが塗装済みで掲載された一覧あり、PART7では、今回の土偶マンをはじめ、ハングキラーやゴッドシーサーといった地味キャラ超人も多数ラインナップされていました

ペイントする土偶マンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黒ずみはありましたが、ペイントに影響するほどではなかった、そして何といってもこの小ぶりさです。キン消しの中でもかなり小さい部類。

高さ約3㎝程度の消しゴム。でもよく見ると、細部までしっかり作りこまれたデザインをしています

塗装後のレビューを先に

超人図鑑カラーを参考に配色しました
主に3色でのシンプルな色分けでしたが、なかなか特徴は出せたカラーリングでした

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

台座プレートを先に上塗り
下地が完全乾燥したのち、今回はファレホのメカカラー
ストーングレイという塗料を使いました
メカカラーは、粘性がそこそこありながら色が面に流れていくようにスムーズにペイントできます

刷毛で一気に塗りました。

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

本体の色分けは、薄手の茶色
シタデルカラーのLAYER、ベインブレイドブラウンからスタートです
上塗り用の塗料ですが、下地で塗った白も効いてうまく色が乗ってくれました
主に頭部、足元にも少し使いました

ここで肌カラー
シタデルカラーのLAYER、フレイドワンフレッシュを使いました
暗い感じのフレッシュカラー
土偶マンのカラーとしてはなにげにマッチします

3色目、これでほぼ色分けは完了します
シタデルカラーのLAYER、エシングレイという塗料です
どちらかというと濃いグレー
腕、脚、胴体、フェイス、頭部の装飾と、ところどころに塗る箇所がありました

最後は陰影を付けて質感を出すために
シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めて染め塗りです

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約40分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、正規品レギュラーサイズのキン消し、PART7から土偶マンの素体。水性アクリル塗料でペイントしました

土偶マンは、土偶がモチーフの超人で日本出身。超人強度は30万パワー。
縄文時代の日本で繁栄した古代超人一族の末裔とのこと。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年3月12日

Posted by Mさん模活時間の記録