#809 消しゴム塗装・1980年代当時物キン消しPART8 ダークⅡ世
今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART8、ダークⅡ世です
本編での活躍はほとんどなかった超人ですが遊んだ記憶のあるフェイスに影のキャラクター
水性アクリル塗料でペイントしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART8 ダークⅡ世
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
before~after
このダークⅡ世がラインナップされたPART8のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
パート7に続いて、これまでのキン消しラインナップが塗装済みの写真でずらりと並んだカラー刷りの一覧小冊子でした。
パート8では今回のダークⅡ世の他にテールランプやアポロザジャイアントといったところも。
ペイントするダークⅡ世の消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました
高さ約4㎝程度の消しゴム。人型超人で非常にシンプルな造形。
もう40年以上前の消しゴムですが、手足のディフォルメがさすがにキン消しで、しっかりと自立できました。
塗装後のレビューを先に
超人図鑑のカラーを参考に、白と黒を基調にした彩色にしました。ポイントは何といってもフェイスの「影」の文字です
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください
消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います
煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす
ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く
乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます
まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました
台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています
一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました
ベースが完全乾燥したのち、シタデルカラーのBASE、セレストラグレイです
明るいグレーのカラー
隠ぺい力は強い塗料です
マスク、腕部、タイツのカラーとして使いました
今回塗装のメインカラーの一つです
そして、シタデルカラーのBASE、コラックスホワイトです
顔料を含んだ粘性の高い白の塗料、じゃっかんグレーがかったホワイトです
こちらはボディ、ひざのパッド、ブーツに塗り入れました
ここで台座プレートを上塗りです
使ったのは、シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種の、泥・土の質感を再現する粒子を含んだ「スターランドバトルマイア」という塗料です
刷毛で一気に塗りました
黒。ファレホのゲームカラー、ブラック。
フェイスの「影」の文字を、極細筆でで書き入れました
ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です
最後は、先のコラックスホワイトの上塗りとしてドライブラシ
シタデルカラーのドライ、プラゼティホワイトを使いました
表面に擦り付けるようにたたき、色を乗せていきました
シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました
この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約40分でした
塗装後~まとめ
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます
台座をつけて、塗装後です
ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART8のダークⅡ世、水性アクリル塗料でペイントしました
今回のダークⅡ世は、メキシコ出身、超人強度は70万パワーで、空中殺法をはじめメキシコ流のワザの使い手
スカイマンに、戦い方は似ている感じでしょうか
純白の全身を一瞬で漆黒に。影に溶け込む目くらましが得意とされています。
以前に丸越製デカ消しバージョンのものを同じ彩色で塗装したことがありました
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