#618【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第10弾(J型)キン肉マンスーパーフェニックス
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第10弾、J型のキン肉マンスーパーフェニックスを塗装しました。
10弾は流通量も少なくレアな部類に入るデカ消しのシリーズ。王位継承サバイバルマッチ、運命の5王子の一人です。
・とさかの形が少し本作と違う、でかキンケシのスーパーフェニックス
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ、昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
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塗装前の下処理
当時物、第10弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
ミスターVTR、マンモスマンやザ・ホークマンなど、王位争奪編の登場超人を中心に構成されたラインナップです。
10弾以降はこの、それまでのシリーズを全網羅して、いちおう、「塗り絵」ができるという設定の白黒ブックレットでした
まずは塗装前の状態です。
細かな黒ずみ、汚れとともに頭部に少し気になる変形があったのでやすりで削って微調整しました。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装です。
シタデルカラーのコントラストという種類の塗料で、色分けをしつつ下地塗りをしていきます。
「BASE」「SHADE」の両方の機能を兼ね備えた塗料で、下地になりつつ、スジや溝には液体塗料が流し込まれていくので、時短にもなり最近愛用しています。
今回のスーパーフェニックスでは、グリフチャージャーグレイ、バシリカヌムグレイ、ブラッドエンジェルレッド、
アポシカリーホワイト、ヴォルパスピンク、イアンデンイエロー、スケルトンホードの7色を使いました
上塗りは、カラーごとに見ていきます。
まずは青、カレドールスカイ。
明るい青色のBASEカラーです。リストバンドと、右ひざのサポーター部分に塗りました。
次に薄い青、ブルーホラーです。
パンツに塗りました。
LAYER塗料で隠ぺい力が弱いため、数回重ね塗りして発色させました。
こちらがスーパーフェニックスの上塗りで使用した塗料。
いつものように、ホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
塗装にかかった時間は下地を合わせて約70分でした。
上塗り3色目は、黒。アバドンブラック。
スウェットの上履きしたパンツのカラーです
ここで肌の色、キスレヴフレッシュを上塗り。
上半身全面なのでけっこう塗装面積はありました。
こちらも隠ぺい力に少し不安はありましたが、下地が効いてなんとか塗れました。
スーパーフェニックスの特徴的なボディの装飾ライン、今回はアニメカラーを意識して塗りました
まずはピンク、エンペラーズチルドレンです。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って
模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
続いて薄い黄色のライン、ドルンイエローを使いました。
この色で、目も塗り入れています
パンツ部分の少し濃いめの黄色は、アヴァーランドサンセット。
上塗り最後のカラーは白、コラックスホワイトです。
この白で、シューズも着色しています。
最後に、スミ入れ的にシェイドカラーのナルンオイルを塗りました
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
スーパーフェニックスの造形、頭、とさかの部分が、実際のストーリー上の登場形態とは違って読者投稿された原型のバージョンで作られていました。
塗装後がこちら。
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キン肉マンスーパーフェニックスは、超人強度1億パワー、もとはフェニックスマンという超人で、知性の髪が憑依した運命の5王子の一人でした。
今回は、キン肉星王位争奪編のアニメカラーをイメージで塗りました
というわけで、今回はでかキンケシ・第10弾から、キン肉マンスーパーフェニックスの色塗りでした。
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