仮面ライダーオーズ・タジャドルコンボを全塗装|ソフビフィギュアのリペイント記録 #985
はじめに:思い出のソフビを全塗装
小さい頃、長男が夢中で遊んでいた仮面ライダーのソフビフィギュアたち。
今回はその中から、平成ライダーの代表格「仮面ライダーオーズ・タジャドルコンボ」を、水性アクリル塗料でリペイントしました。
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塗装前の状態|2010年発売の貴重な一体
今回のソフビは、2010年にバンダイから発売されたオーズ放映当時のもの。
ベルトや肩、脚部などに未塗装や剥離が見られたため、全体を丁寧に再塗装することにしました。



下処理工程|塗装の仕上がりを左右する大切なステップ
1. 煮沸処理で形を整える
ビニールを柔らかくするため、まずはお湯で煮沸。変形を直しやすくなります。

2. ベンジン処理で可塑剤を抜く
1~2日ベンジンに漬け、塩ビの薬剤を除去。より塗料の乗りがよくなります。

3. 下地スプレーで塗装の準備
乾燥後、「Mr.スーパークリア(つや消し)」を全体に吹き、下地を整えます。

塗装スタート|すべて筆塗りで丁寧に仕上げ
使用した塗料はシタデルカラーとファレホを併用。
筆は模型用の面相筆を中心に、広い面にはブラシを使い分けました。

工程1:スミ入れと下地塗装
- ガンダムマーカー スミいれふでペン(グレー)
足元・腕まわりなどをスミ入れ。綿棒でふき取りつつ、深みを出しました。 - ファレホ ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」
白味のある下地色を肩・ベルト・脚部に。発色を引き立てる土台になります。

工程2:各カラーごとの本塗装
赤:スカーレットレッド(ファレホ)
タジャドルのイメージカラー。肩や腰、色落ち部分を中心に使用。

青メタリック:グレイナイトスティール(シタデル)
オーズドライバーまわりに使用し、金属感のある仕上がりに。

銀:シルバー(ファレホ)
オースキャナーとベルト周辺に。メタリックが映えます。

金:レトリビューターアーマー(シタデル)
ラプタードエッジなど未塗装部に。隠ぺい力が高く、しっかり発色。

黒:ブラック(ファレホ)
はみ出し補正や擦れた部分に使用。引き締め効果も。

仕上げ:光沢スプレーでコーティング
塗装後は、「ソフト99 ボデーペン・クリア」を全体に吹き付けてコーティング。
耐久性を高めつつ、程よい光沢感をプラスしました。

完成レビュー:重厚感あるタジャドルコンボに変身
高さ約17cmのソフビが、赤を基調とした力強いタジャドルコンボに。
脚部のスミ入れがよく映え、ディスプレイ映えする一体になりました。



おわりに:思い出のソフビに新たな命を
遊び尽くされたソフビでも、手を加えることで「もう一度飾りたくなる存在」に。
塗料の選び方や筆塗りならではの表現を、今後も発信していきます!


🧩こんな人におすすめの記事です
- ソフビの塗装に挑戦したい方
- 筆塗りでのリペイントに興味がある方
- 仮面ライダーのフィギュアを再活用したい方










