仮面ライダーブレイド・キングフォームを筆塗り全塗装|平成ライダーソフビをリペイント!#984

2025年8月7日

はじめに|思い出のライダーソフビを塗りなおす

我が家には、長男が小さい頃に遊んでいた仮面ライダーのソフビフィギュアがたくさんあります。今回はその中から、平成ライダーのひとり「仮面ライダーブレイド・キングフォーム」を筆塗りで全塗装しました。2004年にバンダイから発売された当時物で、細部の色分けがされていない部分も多く、塗装のしがいがある一体です。

↑動画で見たい方はこちら


塗装前の状態とフィギュアの特徴

塗装前のブレイドソフビは、一見すると前面の色分けがされているように見えますが、実際には細部や足元、背面に未塗装の部分が多く、経年劣化による塗装剥がれも見られました。今回のリペイントでは、こうした剥離箇所も含めて全体をしっかり塗装していきます。


塗装前の下処理工程

まずは下処理からスタートします。

  • 煮沸処理:柔らかくして形を整えるために、お湯でビニールを温めます。
  • ベンジン処理:1~2日間ベンジンに浸け、可塑剤などを抜いて表面を整えます。
  • 下地作り:乾燥後、塗装の定着性を高めるため「Mr.スーパークリア(つや消し)」を全体に吹き付けました。

使用塗料と塗装に使った道具

塗料はすべて水性アクリル塗料を使用。

  • ブランド:シタデルカラー、ファレホ
  • :面相筆(細部用)、ブラシ(広面積用)
  • 工程:下地塗装 → 上塗り塗装の2段階構成
  • 所要時間:約70分

下地塗装で発色と定着をサポート

色分け箇所に下地として塗ったのは、ファレホの「エルフィックフレッシュ」。白に近いフレッシュカラーで、腕・脚・ベルトなどに使用しました。

下地塗料の選択は、最終的な発色に大きく影響するため、丁寧に塗り重ねることが重要です。使用する他の下地カラーには、以下のようなものもあります:

  • ファレホ「デッドホワイト」
  • シタデル「コラックスホワイト」「レイスボーン」「ホワイトスカー」など

メインカラーの塗装|ゴールド&シルバー

ゴールド(主役カラー)

  • 使用塗料:シタデル「レトリビューターアーマー」
  • 特徴:高粘度&高隠ぺい力で扱いやすく、重厚なゴールドに。

シルバー(補色)

  • 使用塗料:ファレホ「シルバー(ゲームカラー)」
  • 塗装順序の工夫:凸部にゴールド、凹部にシルバーを塗ることで、立体感を演出。

アクセントカラーの追加

レッド(目とベルト)

ブラック(補修&輪郭強調)

  • 使用塗料:ファレホ「ブラック」
  • はみ出し修正や擦れた箇所の上塗りに使用

ゴールドのハイライト

  • 使用塗料:シタデル「オーリックアーマーゴールド」
  • 透明感あるレイヤーカラーで、輝きをさらに強調

グリーン(額部分)


最終仕上げと完成レビュー

塗装後はソフト99のボデーペンクリアで保護し、しっかり乾燥させて完成です。

完成したキングフォームソフビは約17cmの存在感。金と銀をふんだんに使ったことで、まさに「絢爛豪華」な仕上がりに。台座に立たせ、フロントビュー・リアビューともに重厚感あるフィギュアに生まれ変わりました。


まとめ|平成ライダーソフビの魅力を再発見!

今回は、仮面ライダーブレイド・キングフォームのソフビフィギュアを水性アクリル塗料で筆塗り全塗装しました。思い出のフィギュアに手を加えることで、ただの懐かしさだけでなく、新たな魅力を再発見できるのがソフビリペイントの醍醐味です。あなたもぜひ、お手持ちのソフビでチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年8月7日

Posted by Mさん模活時間の記録