【キンケシ復刻版7】呪いのローラーVer.サンシャインを初代アニメカラーで筆塗りリペイント#1055

2009年発売の「キンケシ復刻版7」に収録されているサンシャイン(呪いのローラーVer.)を、初代アニメ風のイエローカラーで筆塗りリペイントしました。水性アクリル塗料を使った下処理から仕上げまでの工程を詳しく解説します。

■ 今回ペイントしたキンケシ復刻版7・サンシャインについて

今回は、2009年発売の「キンケシ復刻版 パート7」に収録されているサンシャイン(呪いのローラーVer.)をペイントしました。
当時のカプセルにはブックレットが付属しており、夢の超人タッグ編2に登場するキャラを中心に、キン肉マン&テリーマンの新造形やロングホーントレインのワザケシ、さらにドクターボンベとカメハメなどが2体セットで封入されていました。

復刻版は金型の関係でオリジナルより若干小さめ。今回のサンシャインは左手を掲げた「呪いのローラーVer.」です。


■ 塗装前の状態と下処理

塗装前のサンシャインは、多少の経年劣化はあるものの大きな汚れや損傷はなく、問題なくペイントできる状態でした。

キンケシ・デカ消しの下処理は以下の流れで進めています。

【下処理工程】

いつもの安定した工程でしっかりと準備を進めました。


■ 塗装後の仕上がりと今回のポイント

今回は、初代アニメ版をイメージした黄色ボディで仕上げました。
イエローは隠ぺい力が弱くムラが出やすいのですが、下地を丁寧に作ったことでスムーズに色が乗りました。

特に、ファレホの「ライトフレッシュ」を下地に塗ることで、その後のゴールドイエローがしっかり発色した点が最大のポイントです。


■ 使用した塗料と筆について

【使用した塗料】

  • ファレホ(水性アクリル・メイン塗料)
  • シタデルカラー(要所で補助的に使用)
  • ゲームカラー(イエロー・ブラック・レッド等)

【筆】

  • 模型用の面相筆(細かい部分)
  • 平筆・ブラシ(広い面を時短で塗装)

工程は以下の2段階で進めました。

  • 下地塗り
  • 上塗り(各色の塗装)

■ カラーごとのペイント工程紹介

① 下地:ライトフレッシュ(ファレホ)

まず全身をライトフレッシュで塗装。
白に近いフレッシュカラーで、イエローの発色が大きく変わるため必須工程です。
平筆で2〜3分ほどで塗り切れます。


② メインカラー:ゴールドイエロー(ゲームカラー)

初代アニメをイメージした濃いめのイエローを使用しました。
隠ぺい力が高く、一度でしっかり色が乗りました。
ムラ防止のため、シタデルカラーのラーミアンメディウムを使って薄めながら塗装しています。


③ 黒:目・呪いのローラー部分

  • 目 → ゲームカラーのブラック
  • ローラー → モデルカラーのダークグレー

黒は筆塗りでムラが出やすいので、筆先で“叩く”ように塗料を置く方法で仕上げています。


④ 口:スカーレットレッド(ゲームカラー)

濃いレッドでしっかりとアクセントをつけました。


⑤ 額のマーク:ドルーチバイオレット(シタデル)

日輪マーク部分はシェイドを利用して深みを出しています。


⑥ フェイスカラー:アイスイエロー(モデルカラー)

ボディとは少し色味を変え、アニメ寄りの黄色にしています。


⑦ 質感の調整:ディープイエローでドライブラシ

ボディ全体にディープイエローを軽く乗せ、質感と立体感をアップさせました。


■ 仕上げと完成レビュー

塗装は約40分ほどで完了。
最後にソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き、乾燥後に台座へ取り付けました。

フロントビューからリアビューまで、アニメ版サンシャインらしい鮮やかなイエローが映える仕上がりです。


■ まとめ

今回は、キンケシ復刻版7のサンシャイン(呪いのローラーVer.)を初代アニメカラーでリペイントしました。
水性アクリル塗料・ファレホ中心に、シタデルカラーを交えて筆塗りで色付けしています。
復刻版キンケシの塗装を検討している方の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by Mさん模活時間の記録