#877【消しゴム塗装】マイルドマン(キン肉マン キン消しPART5)
今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART5、マイルドマンです
ビッグザ武道のオーバーボディの通称。
水性アクリル塗料でペイントしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART5 マイルドマン
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogマイルドマン塗装の動画
Youtubeで塗装動画
before~after
このマイルドマンがラインナップされたPART5のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
パート5では、今回のマイルドマンつながりではヘルミッショネルズの装束姿、そしてネプチューンマン、武道もラインナップされていました


ペイントするマイルドマンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黒ずみはありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました



高さ約4㎝程度の消しゴム。両手を開き、造形自体はしっかりと大きめに作られていました。その分ペイントもやりやすかった印象です
塗装後のレビューを先に



今回のカラーリングの参考はアニメ版。ブルーが基調
微妙な色の違いで青カラーは4色使用しました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄く全体に塗りました
台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています
一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、台座プレートを今回は先に
ファレホのゲームカラーで、ラストフルパープルです
明るい、ライトな紫。下地の白も効いて問題なく色が乗りました。

本体の色分けは、シタデルカラーのBASE、ザファングからスタートです
アームカバーとアンクルカバーにそれから腰部にも一部使ったカラーです
濃い青。粘性は高く、塗装には扱いやすいカラー

目と、ボディの腹部には明るい青
シタデルカラーのBASE、カレドールスカイです
目は、サングラスということなんですね

色分け3色目も青系
かなり淡いライトなカラー、ファレホのゲームカラー、グレイシャーブルーです
こちらは首元、腕、脚部に
このカラーあたりは下地の白が功を奏してうまく色が乗った感じでした

結果的には青・赤・黄のカラフルな配色になる今回
ここでファレホのゲームカラー、ブラッディレッドを使いました
腰巻、そしてボディスーツのラインに使いました
鮮やかな赤が入って全体的に締まってきました

4色目の青カラーです
これが上半身のボディカラーになります
シタデルカラーのBASE、ナイトロードブルーを使っています
肩のあたりまでしっかりもれなく
最初に塗ったザ・ファングよりもさらに濃い青カラーです

頭部に入ります
フェイスはクリーム色。ファレホのモデルカラー、アイスイエローです
目の部分との色分けを丁寧に
極細筆で色を乗せました
ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

さらに黄色の2色目。こちらは後頭部がメイン
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットです
隠ぺい力も優秀なカラー

最後は、肩の装飾、トゲと、腹部、そして両手に
少しグレーがかった白カラー
シタデルカラーのBASE、コラックスホワイトです
シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約60分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です


まとめ~あわせて読みたい記事
ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART5のマイルドマン、ビッグザ武道のオーバーボディ。水性アクリル塗料でペイントしました

今回のマイルドマンは、ヘルミッショネルズ2号、ビッグザ武道のオーバーボディの通称。
名の由来は、超人募集企画の投稿イラストのキャラクター名ですが、マントと三角マスクを羽織って隠していたミッショネルズの正体として登場、スクリューキッドに胸を貫かれるが、それによってこのオーバーボディが破れ、武道の姿が登場しました
ちなみに結果的には、ビッグザ武道はネプチューンキングのオーバーボディでありました
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