【キン消し塗装】ベンキマンを令和に蘇らせる!1980年代当時物を丁寧にリペイント #745
1980年代の懐かしいキン肉マン消しゴム「ベンキマン」を、当時の雰囲気を残しつつフリーハンド筆塗りでリペイント。水性アクリル塗料のシタデルカラー&ファレホを使用し、昭和レトロな質感を丁寧に再現しました。
塗装動画
① 当時物キン消し「ベンキマン」のリペイント記録
1980年代発売のレギュラーシリーズPART2版・ベンキマンを使用し、昭和当時の造形と質感を活かしたリペイントを実施。経年劣化を感じさせない仕上がりに。
② 水性アクリル塗料「シタデルカラー&ファレホ」での筆塗り再現
全工程をフリーハンド筆塗りで行い、使用カラーや塗装順序を詳しく解説。両ブランドの特徴を活かした繊細な塗り分けが見どころ。
③ 昭和レトロ玩具の魅力を令和の技術で再生
煮沸・脱脂などの丁寧な下処理からクリアコートまで、現代の塗装技術で昭和玩具を美しく蘇らせたプロセスを紹介。懐かしさと職人技が共存する一作。

可塑剤を抜く塗装前の下処理
このベンキマンのキン消しそのものは当時物、これがラインナップされたPART2のブックレットです
こちらのミニブックは、後年に発売された全418体コンプリートの限定生産BOXに付録された復刻版です


今回のベンキマンのほかにはモンゴルマンやジェシーメイビアなどたくさんの有名どころの超人がラインナップ

ペイントするベンキマンの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、キズなどはない良好な保管状態のキン消しでした



いつも通りの下処理から作業を進めました

キン消し・デカ消しの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはファレホのゲームカラー、グレイシャーブルーです
メインボディのカラーに、そして台座の下地にしました
粘性高く隠ぺい力の強い塗料
、、とはいえ、一発で完全にとはいかなかったので、最後にもう一度重ね塗りをしました

次は脚部のブーツを青に
シタデルカラーのBASE、マクラーグブルーを使いました
シタデルの最も多く使っている青のカラーです

黄色です
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットでグローブを塗りました

頭部のエラードオブジェは、シタデルカラー・LAYER、ベインブレイドブラウン
本来は上塗り用の塗料ですが、面積も小さかったのでそのまま塗りました

胴体の和式ベンキでいう前面の壁にはライトグレー
シタデルカラーのBASE、セレストラグレイを使いました
隠ぺい力の強いカラーが続きます

ここで目をファレホのゲームカラーブラッディレッド
赤で書き入れました

和式ベンキそのものは、シタデルカラーのBASE、コラックスホワイト
白。少しグレーがかったホワイトです
頭部にも若干使いました

台座の上塗り
シタデルカラー、LAYER、水色、ローザンブルーです
いちおう、リングのカラーイメージで塗りました
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約40分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です



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ということで今回は、当時物、キン消し、レギュラーシリーズのパート2、ベンキマン、水性アクリル塗料でペイントしました









