キン消し「モーターマン」をアニメカラーで筆塗り!PART22当時物を再現ペイント #962
今回は、1980年代当時物のレギュラーシリーズ「キン消し PART22」より、モーターマンを筆塗りで塗装しました。
ゼブラチームの次鋒として登場し、バイクマンのエネルギー源でもある個性的なキャラクターです。

使用した塗料は、水性アクリルの「ファレホ」と「シタデルカラー」。アニメの配色に合わせて、金・銀・赤・黒などを鮮やかに再現しました。
制作Vlogはこちらからご覧いただけます!
今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!
PART22の復刻ブックレットも紹介
今回のモーターマンは、**PART22の復刻ブックレット(コンプリートBOX付録)**にも掲載されていたラインナップの一つ。
このパートには、ウォーズマンの新コスチュームや、バイクマンの体を使ったラーメンマンなども含まれており、ファンにはたまらない内容です。


塗装前の状態と下処理
塗装するキン消しはペールオレンジ成型色で、経年による黄ばみや黒ずみは見られましたが、ペイントに大きな影響はなかったため、以下の工程で下処理を行いました:



- 煮沸して整形
- ベンジンに漬けて可塑剤を抜く
- 乾燥後、Mr.スーパークリア(つや消し)で下地作成



※自立が難しい造形のため、足裏をパテで補強しました。
アニメカラーを再現した筆塗り工程
下地塗装
- ファレホ ゲームカラー/エルフィックフレッシュを水で薄めて全面に塗布。
- 時間効率を重視した「一気塗りスタイル」で、乾燥後の発色も良好です。

上塗り
- 赤:ファレホ ブラッディレッド(首・腕・パンツ部)
- 肌色:ファレホ グレイシャーブルー(腕・脚部)
- 金色:シタデル BASE レトリビューターアーマー(胴体・脚部)
→ 隠ぺい力が高く、鮮やかな発色 - 黒:ファレホ ブラック(腕部などの細部)
- 銀:ファレホ シルバー(頭部・フェイス)
- 影付け:シタデル シェイド ナルンオイル(水で希釈し、陰影表現に使用)

使用した筆は、基本的に模型塗装用の極細面相筆。塗装全体の所要時間は約50分でした。
仕上げと展示
仕上げにはソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き付けてコーティング。
最後に台座をつけて、完成したモーターマンを飾りました。




まとめ
- PART22収録の当時物キン消し「モーターマン」
- アニメカラーを再現した筆塗り塗装
- 使用塗料はファレホ&シタデルの水性アクリル
- 自立補強・下地処理・陰影塗装など細かな工夫も紹介


ノスタルジックな造形に、現代の塗料で新たな命を吹き込んだ一体です。
