キン消し「サタンクロス」をアニメカラーで筆塗りリペイント|PART22の造形美を再現 #961

2025年7月10日

今回は、キン肉マンの消しゴム「キンケシ」シリーズより、当時物のレギュラーPART22に収録されたサタンクロスを筆塗りでリペイントしました。

このサタンクロスは、2体分離後の本体という斬新な造形が魅力的なキン消しで、胴体に空いた穴が特徴的。塗装前の素体はペールオレンジ成型で、経年による黄ばみや黒ずみは見られましたが、塗装に支障はない程度でした。

使用した塗料は、水性アクリル系のファレホとシタデルカラー。アニメカラーを参考に、細部まで丁寧に塗装しました。


制作Vlogはこちらからご覧いただけます!

今回の制作過程をVlog形式でまとめた動画をYouTubeにアップしています。記事とあわせて、ぜひご覧ください!

■ PART22とサタンクロスについて

このサタンクロスが含まれる「PART22」は、ゼブラチームのモーターマンやバイクマンも登場する人気のシリーズ。僕が所持しているブックレットは、当時のものを再現したコンプリートBOX付属の復刻版です。


■ 下処理の工程

キン消しの塗装に入る前の下処理は以下の通り:

  1. 煮沸処理:変形の修正と汚れ落とし
  2. ベンジン処理:可塑剤の除去
  3. 乾燥後、つや消しスプレーMr.スーパークリア)で下地を作成

■ 塗装手順と使用塗料

  1. 全体の下塗り
     → ファレホ「エルフィックフレッシュ」で肌色ベースを薄く塗布
  2. ホワイト部分(ボディスーツ、手足など)
     → シタデルカラー「コラックスホワイト」
  3. 青部分(兜、腰巻)
     → シタデルカラー「マクラーグブルー
  4. 肌色部分(顔・首・腕・脚)
     → ファレホ「ベルデグリ
  5. 金の装飾(主に青パーツの装飾)
     → シタデル「レトリビューターアーマー」
  6. スミ入れ・陰影表現
     → シタデル「アポシカリーホワイト」(水で薄めて使用)

塗装には主に模型用の面相筆を使い、細部まで丁寧に色分けしました。塗装時間はおよそ60分ほど。


■ 仕上げと台座

仕上げにはソフト99のボデーペン・クリアスプレーを全体に吹き付け、塗膜を保護。最後に専用台座にセットして完成です。


🎨まとめ

今回は、レギュラーサイズのキン消し「サタンクロス」(PART22収録)を、アニメカラーを再現する形で筆塗りリペイントしました。独特な造形と彩色が合わさり、完成度の高いフィギュアに仕上がったと思います。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年7月10日

Posted by Mさん模活時間の記録