【キンケシ塗装】レギュラーサイズ・ペンチマン(パート16)を初代アニメカラーでリペイント!#1000

2025年8月28日

当時物のキン消しパート16から、ビッグボディチームの先鋒「ペンチマン」を筆塗りリペイント。水性アクリル塗料を使い、初代アニメカラーで仕上げた制作工程と完成レビューを詳しく紹介します。

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キン消し・ペンチマンを塗装!

今回はレギュラーサイズの当時物キン消し「パート16」より、ビッグボディチームの先鋒・ペンチマンをリペイントしました。塗装はいつものように水性アクリル塗料を使い、1991年当時の初代アニメカラーを再現しています。

パート16は「王位争奪編」のラインナップで、ビッグボディやマリポーサ、ミスターVTRなど魅力的な超人が収録され、ブックレット付きの豪華仕様でした。


塗装前の状態

塗装前のペンチマンは、大きな損傷や変形はないものの、汚れや黒ずみが目立つ状態でした。ただし塗装には支障がなかったため、そのまま下処理を行いました。脚部はしっかりディフォルメされ、問題なく自立可能です。


下処理の手順

キン消し・デカ消しを塗装する際の基本的な下処理は以下の通りです。

  1. 煮沸処理:ゴム素材を柔らかくして形を整え、汚れや油分を落とす
  2. ベンジン漬け:一晩~2日浸けて可塑剤を抜く
  3. 乾燥後の下地作りMr.スーパークリア(つや消し)を吹き付けて塗装下地を整える

塗装に使用した塗料と道具

塗装はすべて筆塗りで行いました。使用したのは以下の通りです。

  • 塗料:水性アクリル(ファレホをメイン、シタデルカラーを一部使用)
  • :模型用の面相筆、広い面はブラシで効率化

工程は「下地塗り → 上塗り」の2段階で進めています。


下地塗り

まず全身にファレホ「ゲームカラー・エルフィックフレッシュ」を塗布。下地の有無で発色が変わるため、丁寧に全面へ塗りました。


各部位の塗装手順

  • ペンチ刃部分:シタデル「LAYER・エシングレイ」を使用。ラーミアンメディウムを混ぜてムラを抑え、筆先で叩くように塗装。
  • ベルト中央(金色):シタデル「BASE・レトリビューターアーマー」。
  • ボディ(緑):ファレホ「ゲームカラー・ベルデグリ」を重ね塗りし、明るい緑を表現。
  • コスチューム(赤):ファレホ「ゲームカラー・ブラッディレッド」で鮮やかに。
  • 黒パーツ:ベルトや髭などにファレホ「ブラック」。
  • 仕上げ:シタデル「コントラスト・アポシカリーホワイト」を薄めてスミ入れし、立体感を強調。

塗装時間は約40分でした。


完成レビュー

仕上げにソフト99コーポレーションのクリアスプレーを吹き、乾燥後に完成。台座に固定し、フロントビューからリアビューまでしっかり鑑賞できます。

1991年当時のアニメカラーを再現したことで、シンプルながらも造形の深さが際立ち、質感もアップしました。


まとめ

今回は レギュラーサイズ・パート16のキン消し「ペンチマン」 を、初代アニメカラーで筆塗りリペイントしました。
王位争奪編の思い出とともに、当時のカラーを現代に再現する楽しさを味わえる制作になりました。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年8月28日

Posted by Mさん模活時間の記録