#376【デカ消し塗装しました】ティーパックマン 丸越第5弾・キンケシ

2022年5月1日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第5弾の、ティーパックマンをペイントします
水性アクリル塗料で色付けしました

Point☆

・「ティーカップマン」?「ティーパックマン」?
・昭和レトロ、当時のキン消しってペイントできるの?
・ゴム消しフィギュアをべたつきなく塗装するには

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Youtube塗装動画

可塑剤を抜く塗装前の下処理

第5弾、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
5弾はこのティーパックマンをはじめ、超人オリンピックで活躍した超人たちがたくさん

リキシマンやペンタゴン、ミートくんなど、重要なキャラクターも多くラインナップされていました

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありません。細い手足でティーカップが頭という面白い造形がしっかり作りこまれているキン消しです
いつもの工程で準備を進めていきました

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料で色塗り

そして塗装です

ペイントの様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシを使って時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
塗装に使用した塗料はこちら

まずはファレホのモデルカラー、ダークフレッシュで腰回り・腕部・脚部をベース塗装
粘性の高い、隠ぺい力の強いフレッシュカラーです

ファレホのゲームカラー、ウォーロードパープル
ティーカップのデザインとして
アニメカラーを意識したカラーリングにしています

パンツとブーツには青、シタデルカラーのBASE、マクラーグブルーです
一般的な青カラーで重用している塗料です

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売しているマットな質感の水性塗料です

ここで白、ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです
純白
目と、ティーカップのカラーとして、複数回重ね塗りして色を乗せました

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

隠ぺい力の弱いオレンジを上塗りするグローブ部分と、台座の下地としても使いました

ボディは赤です
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです

先に白でベースを作っておいた手には、ファレホのゲームカラー・オレンジファイアを上塗り

頭頂部、紅茶のイメージの箇所にはシタデルカラーの茶色のBASEカラー
モーンファングブラウンを塗りました

腕部・脚部・腰部の肌箇所の上塗り
シタデルカラーのコントラスト、スネークバイトレザーを水で溶いて薄めた状態で染め塗りしました

TEAの文字にシタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットをいったん塗りました

腕部、脚部、腰部にファレホのダークフレッシュを重ね塗り

ここで台座の上塗り
リングの色をイメージして、ファレホのゲームカラー、水色のサンライズブルーです
下地に塗った白が効いて、うまく色が乗りました

目にピンポイントでシタデルカラーのバシリカヌムグレイです

TEAの文字に上塗り
ファレホのモデルカラー、ディープイエローです

最後はドライブラシ
淡いフレッシュカラーを表面に乗せました

かかった時間は約70分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

台座をつけて、塗装後です
今回はアニメカラーのイメージで、鮮やかに仕上がったティーパックマンです

フロントビューからリアビューまで

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第5弾
ティーパックマンをアニメカラーでペイントしました

この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年5月1日

Posted by エムサンチャンネル