【デカ消し塗装レビュー】昭和のキン肉マンを令和に蘇らせる!第5弾E型セーター姿を再現#374

2022年4月29日

昭和の当時物「デカ消し」シリーズから、第5弾E型・セーター姿のキン肉マンを筆塗り塗装。アニメED「キン肉マン倶楽部」準拠のカラーで、令和に蘇らせました。

↑動画で見たい方はこちら

昭和のデカ消しを令和にペイント

今回は往年のキンケシ「デカ消し」第5弾E型から、珍しいセーター姿のキン肉マンを塗装しました。カラーリングは、当時のアニメエンディングテーマ「キン肉マン倶楽部」に登場する配色を再現。水性アクリル塗料を用いたフリーハンド筆塗りで仕上げています。


第5弾E型デカ消しのラインナップ

当時のパッケージにはブックレットが同梱されており、ラインナップは多彩。

個性的な超人たちがそろっていたのも、この弾の特徴です。


塗装前の状態確認

塗装前のフィギュアは大きな損傷もなく、造形もきれいに残っていました。多少の汚れはあるものの、塗装には支障なし。そのまま下処理から進めていきます。


下処理の流れ

デカ消し塗装は、以下の工程を経て仕上げていきます。

  1. 煮沸処理:形を整え、油分や埃を除去
  2. ベンジン漬け:可塑剤を抜いて塩ビを安定化
  3. 乾燥・下地作りMr.スーパークリア(つや消し)を吹き付け

この下準備によって、塗料の定着性が大幅に向上します。


使用した塗料とカラーリング

塗装にはファレホとシタデルカラーを組み合わせました。

  • 下地塗り:エルフィックフレッシュ(ファレホ)を全体に
  • セーター部分:ゴールドイエロー(ファレホ)、アイスイエロー(ファレホ)
  • 肌色:ベーシックスキントーン(ファレホ)
  • 目・歯:デッドホワイト(ファレホ)
  • マスクやパンツ、ブーツブラッディレッド(ファレホ)
  • 額の肉マーク・鼻:ブラック(ファレホ)
  • 唇・胸の「KINNIKU」ロゴ:スクイッドピンク(ファレホ)

極細筆を駆使し、細部の色分けまで丁寧に再現しました。


シタデルカラーの効果的な使い方

塗装ムラを防ぐため、ラーミアンメディウムで均一に伸ばし、
目元のスミ入れにはブラックテンプラーを使用。
要所ごとにシタデルカラーを活かし、発色と質感を高めました。


完成レビュー

塗装時間は約60分。仕上げにはソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹き付けて保護。台座に立てると、正面・背面ともに迫力ある姿に蘇りました。

セーター姿という珍しい造形に、アニメEDカラーを施したことで、当時の雰囲気を令和に再現できたと思います。


まとめ

今回は昭和の丸越製デカ消し「第5弾E型 キン肉マン(セーター姿)」を筆塗り塗装しました。ファレホとシタデルカラーを組み合わせ、短時間でも鮮やかに再現できるのが魅力です。懐かしのキンケシを現代の塗料で蘇らせる楽しさを、ぜひ味わってみてください。

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年4月29日

Posted by Mさん模活時間の記録