#298【キン消し塗装】キン肉マン(コスチュームVer.) JR東日本スタンプラリー特典キン消し
今回は、2019年に開催された「JR東日本スタンプラリー」のコンプリートBOXに収録された限定キンケシを、水性アクリル塗料で塗装していきます。シリーズ第4弾として取り上げるのは、人気キャラクター・キン肉マン!

イベントで複数体入手できたので、1体は原作カラーをベースにしつつ、イベントカラーの深緑成型色に映える配色で仕上げました。
目次
キンケシ塗装前の状態
今回使用するキン肉マン消しゴムは、2010年代以降に再販された新仕様で、当時のオリジナル版よりもやや大きめ。成型色は深い緑で、塗装前の下地処理が重要となります。



塗装工程の流れ|下処理から仕上げまで
1. 下処理(表面処理と硬質化)
- 煮沸処理:成型の歪みを整え、油分やホコリを除去
- ベンジン処理:可塑剤を抜き、塩ビを硬化
- 乾燥後:つや消しクリア(Mr.スーパークリア)を吹いて塗装下地を形成



2. 下地塗装
- 使用カラー:ファレホ ゲームカラー「デッドホワイト」
- 水で薄めて全体に筆塗り。わずか数分で完了する重要な工程です。

3. 本塗装|カラー別に紹介
肌(ボディカラー)
- 使用塗料:ファレホ モデルカラー「ベーシックスキントーン」
- 面積が広いため、乾燥後に重ね塗りでしっかり隠ぺい

赤(KINマーク・マスク・リストバンドなど)
- 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「ブラッディレッド」
- 鮮やかで発色が良く、極細筆で丁寧に塗装

青(コスチューム上半身)
- 使用塗料:シタデルカラー BASE「カレドールスカイ」
- 明るく爽やかな青で、隠ぺい力が強く扱いやすいカラー

ピンク(唇)
- 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「スクイッドピンク」

黒(目・額の肉マーク)
- 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「ブラック」

白(目・口・パンツバンドなど)
- 使用塗料:再びデッドホワイトを使用して上塗り

陰影(シャドウ)
- 使用塗料:シタデルカラー コントラスト「スケルトンホード」
- 水で薄めて染め塗りし、立体感と深みを演出

使用した道具と塗料のポイント
- 使用塗料:ファレホ(モデルカラー・ゲームカラー)/シタデルカラー
- 塗装方法:すべて筆塗り。広い面積は刷毛、小さなパーツは面相筆や極細筆を使用
- 塗装時間:およそ50分

仕上げとコーティング
塗装後は、**ソフト99「ボデーペン」(車体用トップコート)**で仕上げ。可塑剤のにじみ出しを防ぎつつ、美しいツヤを保ちます。台座に固定し、前後からのビューも確認できるように展示しています。




まとめ|イベント限定キンケシを当時のアニメ風カラーで再現!
今回は、JR東日本スタンプラリー限定のキンケシ「キン肉マン」を、1期2期のアニメカラーの配色を参考にしながら丁寧に筆塗りしました。ファレホやシタデルカラーといった高性能な水性アクリル塗料を使えば、消しゴム素材でもしっかり色が乗り、満足度の高い仕上がりに!


今後もキンケシペイントの記録をシリーズでご紹介予定ですので、ぜひチェックしてみてください!
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