#298【キン消し塗装】キン肉マン(コスチュームVer.) JR東日本スタンプラリー特典キン消し

2022年2月22日

今回は、2019年に開催された「JR東日本スタンプラリー」のコンプリートBOXに収録された限定キンケシを、水性アクリル塗料で塗装していきます。シリーズ第4弾として取り上げるのは、人気キャラクター・キン肉マン!

イベントで複数体入手できたので、1体は原作カラーをベースにしつつ、イベントカラーの深緑成型色に映える配色で仕上げました。


キンケシ塗装前の状態

今回使用するキン肉マン消しゴムは、2010年代以降に再販された新仕様で、当時のオリジナル版よりもやや大きめ。成型色は深い緑で、塗装前の下地処理が重要となります。


塗装工程の流れ|下処理から仕上げまで

1. 下処理(表面処理と硬質化)

  • 煮沸処理:成型の歪みを整え、油分やホコリを除去
  • ベンジン処理:可塑剤を抜き、塩ビを硬化
  • 乾燥後:つや消しクリア(Mr.スーパークリア)を吹いて塗装下地を形成

2. 下地塗装

  • 使用カラー:ファレホ ゲームカラー「デッドホワイト」
  • 水で薄めて全体に筆塗り。わずか数分で完了する重要な工程です。

3. 本塗装|カラー別に紹介

肌(ボディカラー)

  • 使用塗料:ファレホ モデルカラー「ベーシックスキントーン」
  • 面積が広いため、乾燥後に重ね塗りでしっかり隠ぺい

赤(KINマーク・マスク・リストバンドなど)

  • 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「ブラッディレッド」
  • 鮮やかで発色が良く、極細筆で丁寧に塗装

青(コスチューム上半身)

  • 使用塗料:シタデルカラー BASE「カレドールスカイ」
  • 明るく爽やかな青で、隠ぺい力が強く扱いやすいカラー

ピンク(唇)

  • 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「スクイッドピンク」

黒(目・額の肉マーク)

  • 使用塗料:ファレホ ゲームカラー「ブラック」

白(目・口・パンツバンドなど)

  • 使用塗料:再びデッドホワイトを使用して上塗り

陰影(シャドウ)

  • 使用塗料:シタデルカラー コントラスト「スケルトンホード」
  • 水で薄めて染め塗りし、立体感と深みを演出

使用した道具と塗料のポイント

  • 使用塗料:ファレホ(モデルカラー・ゲームカラー)/シタデルカラー
  • 塗装方法:すべて筆塗り。広い面積は刷毛、小さなパーツは面相筆や極細筆を使用
  • 塗装時間:およそ50分

仕上げとコーティング

塗装後は、**ソフト99「ボデーペン」(車体用トップコート)**で仕上げ。可塑剤のにじみ出しを防ぎつつ、美しいツヤを保ちます。台座に固定し、前後からのビューも確認できるように展示しています。


まとめ|イベント限定キンケシを当時のアニメ風カラーで再現!

今回は、JR東日本スタンプラリー限定のキンケシ「キン肉マン」を、1期2期のアニメカラーの配色を参考にしながら丁寧に筆塗りしました。ファレホやシタデルカラーといった高性能な水性アクリル塗料を使えば、消しゴム素材でもしっかり色が乗り、満足度の高い仕上がりに!

今後もキンケシペイントの記録をシリーズでご紹介予定ですので、ぜひチェックしてみてください!

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年2月22日

Posted by Mさん模活時間の記録