#357【No.48】ゴッド・フォン・エリック (キン肉マン キン消しPART3)※2体目

2022年4月12日

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART3、ゴッドフォンエリックです
全米超人協会の超人。先日に引き続いて少し彩色を変えて2体目のペイント
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART3、ゴッドフォンエリック
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このゴッドフォンエリックがラインナップされたPART3のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
パート3では、バラクーダやアトランティスといった有名どころから
アメリカ遠征編や、宇宙野武士との戦いの際に登場した少しマイナーな超人もラインナップ

ペイントするゴッドフォンエリックの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4㎝弱の消しゴム。ちゃんと自立します。
人型の超人は目の書入れなど気を遣うところも、多いですが丁寧に作業を進めます

塗装後のレビューを先に

彫りの深い造形のキャラクター。色見本が少なく、資料を手探りで彩色を決めていきました。今回はメタリックカラーをふんだんに。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、まずは肌カラーからスタート
フェイスと、手に。
ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュです
少し濃い色味のフレッシュカラー。最近は、肌カラーと言えばもっぱらこれです。

黒を使いました ファレホのゲームカラー、ブラックです
瞳、ベルト、足元の靴の部分に

文字通りの金髪で、ゴールドは、シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーを使いました
もともと粘性が高いうえ、白の下地を作っておいたので、きれいに色が乗っていきました
ベルトのバックル部分や、マントのホックにも使っています

今回のボディスーツ、コスチュームは、青いメタリックのカラーにします
シタデルカラーのBASE、グレイナイトスティールを使いました

粘性の高い、比較的隠ぺい力の強いカラーです

ここで台座を上塗り
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果が表現できるカラー種の中から、アルマゲドンデューン
砂質の地盤イメージの塗料を使いました
刷毛で一気に塗りました

赤です。羽織ったマントに
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドです
マントの占める割合が大きいので、背中はほぼこのカラーになりました
鮮やかなレッドカラーです

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後は主にフェイスに、質感を高め陰影を出すために、シタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で溶いて薄めて染め塗りしました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約60分でした

塗装後~まとめ

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART3のゴッドフォンエリック、水性アクリル塗料でペイントしました

近代の超人レスリング発祥の地、アメリカで、超人界創始者であるゴッドフォンエリック。彼の3人の弟子が対立、やがて和解、「新・世界超人協会」が誕生します。超人オリンピック後の、アメリカ遠征編で登場しました
鋼鉄の爪の異名を持ち、コミックスでは第6巻「アメリカ超人界の首領の巻」に初登場しました

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年4月12日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c