【デカ消し塗装】カナディアンマンを水性アクリルで丁寧に筆塗り仕上げ!9cmサイズで大迫力#310
丸越製デカ消し第3弾C型のカナディアンマンを、フリーハンド筆塗りで丁寧にペイント!白と赤の色分けや、下処理の工程、使用塗料まで詳しく紹介します。

■ 今回ペイントするのはカナディアンマン(デカ消し3弾C型)
丸越製デカ消しの第3弾C型より、巨漢の正義超人・カナディアンマンをペイントしました。
サイズは9cmで、筆塗りに最適な大きさ。今回も水性アクリル塗料を使ったフリーハンド塗装です。

ブックレット付きの当時パッケージには、ブロッケンJr.・ウォーズマン・魔雲天など豪華なラインナップが登場していました。


■ 塗装前の状態と下処理工程
状態は経年による黒ズミや汚れは少しあるものの、破損もなく塗装に問題なし。
いつもの工程で下処理を進めていきます。



- 煮沸してゴム素材の形を整える
- ベンジン漬け(一晩〜2日)で可塑剤を抜く
- 乾燥後Mr.スーパークリア(つや消し)で全体に下地作り

この下処理によって、塗料のノリが格段に良くなります。



■ カナディアンマンは白と赤が命!塗装のポイント
一目で分かる特徴は赤と白のコントラスト。
特に白の大面積塗りはムラが出やすく、重ね塗りで丁寧に仕上げました。
■ 使用した塗料と筆
基本は水性アクリルのファレホ、ポイントでシタデルカラーも使用。
すべてオール筆塗りです。

- 面相筆で細部
- 平筆やブラシで広い面積
- 時短しながら効率よく色を重ねる
■ 下地づくり(白)
まず、ファレホのゲームカラー「デッドホワイト」で全身を下塗り。
濁りのない純白で、上塗りの発色がしっかり決まります。

平筆で一気に塗るため、3〜4分で下地が完了。
完全乾燥後、シタデル「ブラックテンプラー」で目元のスミ入れを軽く流しました。

■ 白の上塗り
ファレホ モデルカラー「ホワイトグレー」を使用。
グレー寄りで隠ぺい力が高く、白の重ね塗りに最適。

ラーミアンメディウムと水で薄め、ムラ防止を意識して色を置くように塗りました。
■ 赤の塗り分け
口元は「スカーレットレッド」、
ボディの赤は「ブラッディレッド」を使用。

色鮮やかで扱いやすい標準的な赤。
白との境界は極細筆で丁寧にラインを整えました。
広い面積の赤は、筆の先端で“叩き塗り”することでムラを抑えています。
■ 塗装時間は約70分
効率よく進めながら、色ノリを重視して仕上げました。
■ カナディアンマンのプロフィール
- カナダ出身の正義超人
- 身長:265cm
- 超人強度:100万パワー
- ロビンマスクと超人オリンピックで対戦
- タッグはスペシャルマンとの「ビッグボンバーズ」
- 好きな言葉は捲土重来(けんどちょうらい)

■ 仕上げと完成レビュー
塗装後はソフト99のボデーペン「クリア」を吹き付けて保護。
乾燥後、台座にセットして完成です。

フロントビューからリアビューまで、赤と白のコントラストが際立つ仕上がりになりました。



■ まとめ
今回は、丸越製デカ消し第3弾C型より「カナディアンマン」を水性アクリル塗料で丁寧にペイントしました。
大面積の白塗装の工夫や、赤との境界線処理など、塗装の参考になれば幸いです。








