【キン消し塗装】ブロッケンJr.を令和版カラーで再現!丸越製デカ消し第3弾C型を筆塗り仕上げ#352

2022年4月7日

1980年代に発売された丸越製デカ消し第3弾C型の「ブロッケンJr.」を筆塗りでリペイント。令和アニメ版カラーを意識したブルーグレーの配色で、懐かしのキン消しを現代風に蘇らせました。

丸越製デカ消し第3弾C型より「ブロッケンJr.」をペイント!

今回は、9cmサイズの丸越製デカ消し第3弾C型から、ドイツ出身の正義超人「ブロッケンJr.」を筆塗りでリペイントしました。
塗装にはいつものように**水性アクリル塗料(ファレホ&シタデルカラー)**を使用しています。

同シリーズには、ウォーズマン、ミスターカーメンステカセキングザ・魔雲天といった人気キャラクターもラインナップされており、正義超人VS悪魔超人の豪華な構成となっています。


塗装前の状態と造形チェック

塗装前の個体は経年を感じさせるものの、汚れや損傷はほぼなし。
9cmサイズのボリュームながら、造形は非常に繊細で、色分けを進めるほどにその精巧さが際立ちます。
筆塗りにちょうど良いサイズ感です。


令和アニメ版カラーを意識したペイントコンセプト

今回のテーマは「令和版アニメカラーのブロッケンJr.」。
印象的なブルーグレーのコスチュームを基調に、各部のアクセントカラーで立体感を強調しました。
塗装前の下処理から完成までの流れを順に見ていきましょう。


下処理:可塑剤抜きと下地づくり

キン消し・デカ消し塗装の定番工程を実施しています。

  1. 煮沸処理:素材を柔らかくし、形を整える
  2. ベンジン漬け込み(1〜2日):可塑剤を抜き、塗料の定着を良くする
  3. 乾燥後にMr.スーパークリア・つや消しを吹き付け:塗装の下地づくり

この工程で塗料ノリが格段に向上します。


使用した塗料と筆塗り工程

塗料はファレホ(Vallejo)を中心に、シタデルカラーを補助的に使用。
すべてオール筆塗り
で仕上げています。

  • 下地塗り:ファレホ「ライトフレッシュ」
  • 肌部分:ベーシックスキントーン
  • 黒(ハット・ブーツ・ベルト):ファレホ ブラック
  • グレー(フェイスの一部):ライトグレー
  • 赤(ハット):スカーレットレッド
  • ブルーグレー(コスチューム):ソンブルグレー
    → ラーミアンメディウムで薄めながらムラを防止

塗り分けは細部まで丁寧に行い、下地の効果で一発発色が得られました。


仕上げ:メタリックと陰影表現

細部の塗り分けにはメタリックカラーを使用。

  • 銀色(ドクロ・バックル):ゲームカラー シルバー
  • 金色(紋章・ホック):シタデルカラー レトリビューターアーマー

さらに、**シタデルコントラスト「スケルトンホード」**でフェイスに陰影を、
**シェイド「ドラケンホフナイトシェイド」**でコスチュームに深みを加えました。

塗装時間はおよそ50分。スピーディーながら仕上がりは上品でバランスの取れた印象です。


キャラクター解説:ブロッケンJr.とは

ブロッケンJr.はドイツ・ベルリン出身の正義超人
『キン肉マン』本編では、超人オリンピックや悪魔超人編などで活躍し、ラーメンマンザ・ニンジャといった強豪と激闘を繰り広げました。
タッグ編ではリキシマンとの「モストデンジャラスコンビ」で出場しています。


仕上げと完成レビュー

最後に、ソフト99のボデーペン・クリアを全体に吹き付けて保護。

乾燥後、台座に固定して完成です。
フロントビューからリアビューまで、ブルーグレーの発色と金銀のアクセントが際立つ、現代風のブロッケンJr.になりました。


まとめ:懐かしのデカ消しを現代の筆塗りで蘇らせる

今回は、**丸越製デカ消し 第3弾C型「ブロッケンJr.」**を令和版カラーで再現しました。
水性アクリル塗料の筆塗りで、当時の質感を残しつつも新しい魅力を引き出せたと思います。
古い消しゴムフィギュアの塗装リペイントに興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください!

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2022年4月7日

Posted by Mさん模活時間の記録