#851【消しゴム塗装】ティーパックマン(キン肉マン でかキンケシ復刻版)
今回は、1999年に発売された復刻版のでかキンケシ、ティーパックマンです
超人オリンピック・ザビッグファイトに登場した正義超人
水性アクリル塗料でペイントしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・1999年発売(バンダイ)復刻版でかキンケシ「ティーパックマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after
このティーパックマンを含む、復刻版でかキンケシのパッケージです
全12体が、往時の造形のままバンダイ発売で復活した、20世紀末の商品キットでした






ペイントするティーパックマンの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、大きなキズなどはない良好な保管状態の消しゴムでした。



高さ約9㎝程度の消しゴム。当時のティーパックマンは細身のやせ型。
手足が細く、頭は大きいのでバランスが取れないと自立が難しい造形になっています



塗装後のレビューを先に
初期のアニメカラー
超人オリンピック当時のカラーリングをイメージした彩色で仕上げました
色分けの境界がなかなか難しいペイントでした
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは本体に下地として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

下地が完全乾燥したのち、まずは、手。
ファレホのゲームカラー、オレンジファイアを使いました。
鮮やかなカラーで色分けスタート
オレンジは隠ぺい力強くないカラーですが、下地の白が効きました

色分け2色目はボディの赤です
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッドを使いました
こちらも鮮やかなカラー
胸のマークはあとから上塗りするのでいったん気にせず赤を塗り切りました

続いてティーカップの柄であり目元部分の色として、ファレホのモデルカラー・マゼンタを使いました
目元は慎重に極細筆で丁寧に色を入れました

ここで白の2色目。ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです
このカラーで台座プレートの下地にしました
プレートサイズは、3cm×6cmのものを使いました
ティーカップ、頭部の部分に白を上塗りです

パンツとブーツは青です
シタデルカラーのBASE、カレドールスカイを使いました
明るいシタデルの青。
粘性高く隠ぺい力の強い、フィギュア塗装に多用している塗料です

ここで胸のTEAの文字を書き入れ
シタデルカラーの黄色、BASE塗料のアヴァーランドサンセットを使いました
比較的太めに作られた文字造形でした
ここはポイントとなる色入れなので、丁寧に

スポットで黒。目です
ファレホのゲームカラー、ブラックを使いました

ティーカップには紅茶が入っているイメージ
シタデルカラーのLAYER、ベインブレイドブラウンを使用です
ガイドなしのフリーハンドになったので、慎重に塗りました

そして肌カラー。今回は腕部、腹部、脚部です
ファレホのモデルカラー、フラットフレッシュを使いました
フレッシュの中では少し濃いめ、はっきりとした色味の出せるカラーです
ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後は台座プレートを上塗りです
シタデルカラーのコントラスト、様々な特殊効果を表現できるカラー種にある
粒子で地面地盤を再現する、アルマゲドンダストという塗料を使いました
適度な水分量で塗ると、さほど難しくないペイントで
岩肌や、地面が表現できます
シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約60分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

塗装前、塗装後です


まとめ~あわせて読みたい記事
ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴムフィギュア、1999年発売、バンダイから復刻盤のでかキンケシから、ティーパックマン、水性アクリル塗料でペイントしました
今回のティーパックマンは、
紅茶がモチーフになった、スリランカ出身の正義超人。
超人強度は25万パワー。
頭部の紅茶を吸わせたティーバッグを乱打する攻撃を得意とします。超人オリンピックでは
ウォーズマンと対戦しました
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