#857【消しゴム塗装】モンゴルマン(キン肉マン音頭 デカ消し丸越製)

2025年2月10日

今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。キン肉マン音頭の、モンゴルマンをペイントします アニメ、エンディング曲登場のカラーイメージ
水性アクリル塗料で色付けしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消しキン肉マン音頭「モンゴルマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

Vlogモンゴルマン(キン肉マン音頭)塗装の動画

Youtubeで塗装動画

before~after

キン肉マン音頭のデカ消し、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の特別に組まれた10体の浴衣仕様の正義超人のパッケージにはこれが入っていました

キン肉マンが造形違いで2体
あとは、今回のモンゴルマンやバッファローマン、リキシマン、ジェロニモまで、主要な正義超人が軒並みラインナップされたシリーズです

まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありません。
高さ約9㎝ですが、ずしりと重い消しゴムの仕様
40年以上前の消しゴムですが、良好な保管状態にあったと思います

塗装後のレビューを先に
アニメのエンディングで流れていたカラーリングを参考に色分け
浴衣の色は黄緑、花柄模様は赤で配色しました。

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます

煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる

ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です

塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます

まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄めながら塗りました

全体に塗りました

この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます

シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です

色分けの1色目は、浴衣の帯のカラー
ファレホのゲームカラー、ジェイドグリーンです
青緑色。もともと隠ぺい力の強いカラーですが下地の白も効いて、うまく色が乗りました

2色目に黒です。ファレホのゲームカラー、ブラックです
主にフェイス、頭髪に使っています
粘性の高い、扱いやすい黒カラーです

続いて足元
下駄のカラーとして、ファレホのゲームカラー・カーキです
このあと色分けが入ってくる箇所の色入れなので、ここでは多少のはみ出しは気にせず塗っていきました

下駄の鼻緒の部分は少し濃い、ファレホのゲームカラー・レザーブラウンを使用しています
細かくなってきました 面相筆で丁寧に色を入れました
このカラーで、頭部のハチマキにも使用しています

ここで浴衣のカラーを塗りました
黄緑色です。ファレホのゲームカラー、エスコルピナグリーンです
上塗りで入れる花柄の模様がありますが、先に一気に塗り切ってしまいました

緑は多少隠ぺい力に懸念のあるカラーですが、下地に塗った白も効いて、うまく色が乗っていってくれました

ここで肌カラーです。ファレホのモデルカラー、アイスイエローを使いました
モンゴルマンの、主にアニメカラーのフレッシュはこれまでもいろいろ試して試行錯誤の色味だったのですが、ガシャポン!コレクションのモンゴルマンマスクをヒントに今回のカラーを思い当たりました

面積が大きいですがムラにならないように塗ります
ここでも下地に使った白が効いて、比較的うまく色が乗ってくれたと思います

終点山で、霊命木から、ドクターボンベが作ってくれたというラーメンマン用のマスクでです

フェイスに模様を描き入れ
ファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブです
目元に

続いて赤。これは重要なカラーです
浴衣の花柄模様、フェイスの目元、模様
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッド

そして頭髪を結うリボン
今回の塗装ではポイントになったカラーです
鮮やかな赤
粘性高くて隠ぺい力強い、上塗りでもすいすい色が乗りました

最後は目に。
ファレホのゲームカラー、スクイッドピンクです
赤の縁取りを残す形で塗りました
極細筆で丁寧に

ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます

塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました

使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました

工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら

かかった時間は約70分の塗装でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です

ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・キン肉マン音頭のモンゴルマンを、アニメカラー、エンディング曲登場イメージ、水性アクリル塗料を使ってペイントしました

まとめ~あわせて読みたい記事

ウォーズマンのスクリュードライバーで植物人間状態となったラーメンマンが、行きついた終点山で、ドクターボンベに霊命木から作ってもらったモンゴルマンマスク
超人タッグ編ではバッファローマンと2000万パワーズを結成し、準決勝まで勝ち上がりました。

デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
レギュラーでは各弾約10体、全12弾までリリースされていました
このキン肉マン音頭は、超人タッグ編のころの夏季に、季節限定でエンディング曲として使われた映像に登場した正義超人をフィギュア化した番外編的なシリーズでした

◆関連するモンゴルマンの模活記録記事

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年2月10日

Posted by Mさん模活時間の記録