#623【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・ファイティングポーズ第2弾ペンタゴン×木木人
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売された2体のキンケシがセットになった「ファイティングポーズ」シリーズ。
第2弾から、ペンタゴンと木木人による、サーフボードを色塗りしました。
・デカ消しの「技ケシ」、ファイティングポーズシリーズ
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
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塗装前の下処理
当時物、ファイティングポーズシリーズのデカ消しに封入されていた台紙です。
表面が第1弾で7種類、裏面が今回の2体を含む、8種類の技ケシ。
合計15種類が発売されていました。
まずは塗装前の状態です。
特に目立った汚れなどはなくきれいな状態のキンケシ。下処理の工程で技のバランスが崩れないようにいちおう注意して対応しました。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
ペンタゴン
1体ずつ行きます。まずはペンタゴン。
最初は、下地塗りとしてコントラストカラーを塗りました。
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。
こちらがペンタゴンの下地塗装で使用した塗料。
ホビー用水性アクリルのシタデルカラーです。
イアンデンイエロー、ブラッドエンジェルレッド、アポシカリーホワイトの3色を使って全面もれなく、下地塗りをしました
ペンタゴンの塗装にかかった時間は、下地・上塗り合わせて約40分でした。
上塗りはカラーごとに見ていきます
最初はシェイドカラー、ナルンオイル。
先に、フェイスの星マークのスミ入れをしました。
黄色、フラッシュギッツイエローで星マークを上塗りしました。
このカラーだけだと隠ぺい力が弱くて仕上げにはならないので、先の下地が効いています。
上塗り2色目は、赤のメフィストンレッド。
ブーツと、リストバンドです
上塗り最後に、白のコラックスホワイト。
こちらはシタデルカラーの白、BASE塗料で、顔料多め、隠ぺい力の強いカラーです。
キンケシ、デカ消しの白への塗装は、この下地→上塗りでほぼほぼいけそうです。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し広めの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
これでペンタゴンの上塗りが完了。
木・木・人
続いて木木人です。
この超人はデカ消しの正規ラインナップには入っていなくてこのファイティングポーズで突然登場しました。
今回はあっさりと、コントラストカラー・スネークバイトレザー1色で塗り上げました。
木の木目がちょうど良い感じで掘られていたので、これだけで良い感じに仕上がりました。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
このファイティングポーズシリーズ、キン肉ドライバーとキン肉バスター以外の多くは、実際のストーリー上ではなかった組み合わせや技で構成されていました。
塗装シーンのみをYoutube動画で
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
ペンタゴンは、アメリカ合衆国出身の時空超人で、四次元殺法コンビを組んだ悪魔超人のブラックホールとは従兄弟同士。超人強度70万パワー。クロノスチェンジが必殺技です。
今回の着色はアニメカラーイメージ。
木・木・人は、材木出身の完璧超人で、樹齢150年の古木から生まれた木製超人。
超人強度は40万パワーです。身長は、250㎝ある設定になっています
というわけで、今回はでかキンケシ・ファイティングポーズシリーズ第2弾から
ペンタゴンと木・木・人のサーフボードでした。
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