#629【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・ファイティングポーズ第1弾スカイマン×ジェロニモ

2023年9月20日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売された2体のキンケシがセットになった「ファイティングポーズ」シリーズ。

Point☆

・丸越製「デカ消し」にワザケシのファイティングポーズシリーズがあった
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

第1弾から、スカイマンとジェロニモによる、コブラツイストを色塗りしました。

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塗装前の下処理

当時物、ファイティングポーズシリーズのデカ消しに封入されていた台紙です。
表面が第1弾で7種類、裏面が第2弾で8種類の技ケシ。
合計15種類が発売されていました。

まずは塗装前の状態です。
特に目立った汚れなどはなくきれいな状態のキンケシ。ただコブラツイストの完成形での固定がなかなか難しく、っぽい、という感じで少々妥協して、準備を進めていきました。。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

スカイマンの塗装

1体ずつ行きます。まずはスカイマンです。

最初は、下地塗りとしてコントラストカラーを塗りました。
最近はフィギュア塗装で、この「BASE」「SHADE」の両方の機能を併せ持つコントラストカラーを下地に使うことが多くなりました。
液体塗料で色の境目などに流れ込んで色分けができ、塗りが速いため、時短にも効果があります。

こちらが今回のファイティングポーズ2体の下地塗装で使用した塗料。

ホビー用水性アクリルのシタデルカラーです。
スカイマンの下地は、アポシカリーホワイト、スケルトンホードグリフチャージャーグレイワープライトニングの4色を使って全面もれなく、塗りました

肌はそのあとのフレッシュカラーの色のりをよくするため、下地は塗料をできるだけ薄く溶いてシャバシャバの状態で塗ることを心がけました。
この工程を経たことで、あとの上塗りがスムーズになりました。

まずスカイマンの塗装にかかった時間は、下地・上塗り合わせて約60分でした。

上塗りはカラーごとに見ていきます

目を白・コラックスホワイトで入れました

最初はファレホの、エルフィックフレッシュ。
今回は3種類の塗料を重ねます。
まず一色目。

もともと隠ぺい力の強い顔料を多く含む塗料ですが、先に塗った下地が効いて塗装はスムーズでした。

上塗り2色目は、同じくファレホの黄緑、ゲームカラーのエスコルピナグリーンです。

顔料多め、隠ぺい力の強いカラーです。
マスクの目の周りと脚部に塗りました。

肌の上塗り、再度・シタデルカラーのスケルトンホードを水で薄めて染めました

次に、同じくシタデルカラーのレイヤー、フレイドワンフレッシュを上塗りです。
今回はこれで仕上げとしました

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し広めの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

ファレホのゲームカラー、サンライズブルーで、パンツ・膝のパッド・マスクを塗りました。

目は、マッキーケア。
超極細のマーカーで書き込みです。

最後に青・マクラーグブルーでマスクの文字を書き入れ。

ジェロニモの塗装

続いてジェロニモです。
アポシカリーホワイト、イアンデンイエローバシリカヌムグレイブラッドエンジェルレッドスネークバイトレザーの順に、コントラストカラーで全面に下地塗装をしました。

イメージはスカイマンともどもアニメカラーです。
ジェロニモの場合、下地は思い切って塗ったスネークバイトレザーの部分、茶色同士の色分けで表現するので、上塗りがポイントになります。

上塗りはカラーごとに見ます。
まずはコラックスホワイト。
口元、歯です。

そして濃い方の茶色、ソンディアブラウンです。
シタデルカラーのBASE塗料で隠ぺい力強いです。

こちらがスカイマン・ジェロニモの上塗りで用いた塗料。

ジェロニモの塗装にかかった時間は約50分でした。

ここで黄色、アヴァーランドサンセットです。
パンツと、ヘアバンドに塗りました

グレーはメカニカススタンダードグレーを使いました。
目立ちませんがシューズのカラー。これで締まって見えます。

最後に肌の上塗りで、シタデルカラーのモーンファングブラウンを使いました。
先に塗ったソンディアブラウンよりも明るい茶色。
上手く色分けできました。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
このファイティングポーズシリーズ、キン肉バスター・ドライバー以外の多くは、実際のストーリー上ではなかった超人の組み合わせや技で構成されていました。

塗装シーンのみの動画をYoutubeで

塗装シーンのみの動画

まとめ~あわせて読みたい記事

スカイマンは、空中殺法を使うルチャの達人で、銀河系超人タッグチャンピオンの経歴も持つ超人。
メキシコ出身で超人強度は45万パワーです。

ジェロニモは、アメリカ合衆国、オクラホマ出身の正義超人で、超人強度は83万パワー。
ハワイ超人ヘビー級チャンピオンの経歴も持ちます。

というわけで、今回はでかキンケシ・ファイティングポーズシリーズ第1弾からスカイマンとジェロニモのコブラツイストでした。

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年9月20日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c