#617【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第9弾(I型)オクトパスドラゴンの部下

2023年8月8日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第9弾、I型のオクトパスドラゴンの部下を塗装しました。
9弾は劇場版第1作の敵キャラクター10体で構成されたデカ消しのシリーズ。今回は5体目の超人の塗装になりました。

Point☆

・劇場版「奪われたチャンピオンベルト」に登場した超人のキンケシ
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昔のキン肉マン消しゴムを失敗せずに塗装する方法

動画でチェック!

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塗装前の下処理

当時物、第9弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
実はこのラインナップに描かれた超人ABとこの部下は別個体で、映画にキャラとしては登場しているのですが、ラインナップにはないままの状態でした。

まずは塗装前の状態です。
細かな黒ずみ、汚れはありましたが塗装に影響あるレベルではありませんでした。

キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

水性塗料で色塗り

そして塗装です。

シタデルカラーのコントラストという種類の塗料で、色分けをしつつ下地塗りをしていきます。
「BASE」「SHADE」の両方の機能を兼ね備えた塗料で、下地になりつつ、スジや溝には液体塗料が流し込まれていくので、時短にもなり最近愛用しています。

今回のオクトパスドラゴン部下Aでは、ワープライトニングブラッドエンジェルレッドヴォルパスピンクの3色を使いました

上塗りは、カラーごとに見ていきます。

まずはボディカラーのナイトクエスターフレッシュ
以前にザ・ホークマンの肌の色などでも使用したカラー。
ピンクで入れた下地の上に、しっかりと色が乗っていきました。
ちなみにこのカラーは、シタデルの「LAYER」塗料です。

肌の箇所は細かなところもあったので時間をかけてしっかり塗りました。

こちらがオクトパスドラゴン部下Aの上塗りで使用した塗料。
いつものように、ホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。

塗装にかかった時間は下地を合わせて約60分でした。

上塗り2色目は、コーンレッド
濃い、赤色です。頭部、脚部とボディの装飾部分に塗りました。
このカラーは下地にも本来使える、顔料多めの隠ぺい力の強い塗料です。

上塗り3色目で白・コラックスホワイトで目と歯を入れました

4色目に緑、キャリバングリーン
濃い緑です。今回のカラーリングは赤と緑という面白い組み合わせでした

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

ちなみに目は、ガンダムマーカーの極細で書き入れています

最後に、スミ入れ的にシェイドカラーのナルンオイルを塗りました

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。

塗装後

塗装後がこちら。
デカ消しの中でも後発の9弾、劇場版の敵キャラクターのみで構成された、若干レアなシリーズのデカ消しでした。

動画でチェック!※塗装シーンのみ

塗装シーンのみの動画

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今回のカラーは、劇場版キン肉マン第1作の本編の映像を参考にしました。
ブックレットのラインナップにはなかったですが本来このキャラクターは「部下C」として
通常サイズのキンケシシリーズでは商品化されていました。

というわけで、今回はでかキンケシ・第9弾から、オクトパスドラゴンの部下の色塗りでした。

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この記事を書いた人
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京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年8月8日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c