#645【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第8弾(H型)ドクターボンベ
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第8弾、H型のドクターボンベを塗装しました。
・ドクターボンベのアニメカラーって紫だった
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
一度原作カラーで塗装したボンベの2体目、今回は紫のアニメカラーで塗りました
塗装の様子をYoutube動画で
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可塑剤対策、塗装前にする準備
当時物、第8弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
丸越製の正規品にはこんな封入物があったのは当時全然気にせずに遊んでいました。
8弾のラインナップでは、悪魔騎士やキューブマン、ビッグザ武道など有名どころの超人とダークⅡ世など、本編での活躍はほとんどなかった読者投稿超人で構成されていました
まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、黒ずみなどはありましたが塗装には影響のないレベルでした。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料(シタデルカラー&ファレホ)で塗装
そして塗装。です。
色塗りの様子はハイライトにまとめています。
工程は下地塗り~上塗りと2段階。
まずはキンケシの地に下地を作っていきます。
シタデルカラーのコントラスト、アポシカリーホワイトという塗料。
目と、グレイで塗る頭髪の下地として着色しました。
黒の下地として、バシリカヌムグレイです。
一部ですが、パンツ部分の下地として塗りました。
続いてブラッドエンジェルレッド。
今回の塗装では1箇所、膝あてのカラーとして赤を使います。
このコントラストという種類の塗料は、下地になる顔料を含みつつ、液体塗料なので隅には流れ込んでいって速く色分けができるため、上塗りの目安を付けるという意味でも大変重宝しています。
シャイシュパ―プル。紫の下地色です。
右手の杖、ステッキの下地としてスネークバイトレザー
コントラストの下地としてはこれが最後になりました。
肌の色を入れる前に、短時間でできる箇所を先に上塗りしました
目をシタデルカラーの白、コラックスホワイトで入れました
頭髪のグレイは、薄めの「セレストラグレイ」を使って塗りました
膝あての赤の上塗りには、レイヤー塗料のイーヴィルサンズスカーレットを使いました
パンツ部分の黒の上塗りには、シタデルカラーのBASE塗料、アバドンブラックです。
そして肌の色は、ファレホのゲームカラー、ラストフルパープルをキンケシの地に直接塗りました。
薄めの紫です。
こちらがドクターボンベの下地塗り、ベース着色に用いた塗料です。
残りの上塗りです。
ボディスーツ(アーマー)の紫として、シタデルカラーのBASE塗料、フェニシアンパープル。
今回紫で使ったシタデルカラー、ファレホともに緑は顔料多め、隠ぺい力の強いカラーです。
下地、シャイシュパ―プルも効いて、上手く色が乗ってくれました。
筆は、基本は面相筆。面積が広くて余裕がある箇所は、模型用のブラシなどで時短させながら効率よく塗っていきました。
目は、マッキーケア、超極細マーカーの黒で書き入れました。
右手に持った杖、ステッキは茶色。
シタデルカラーのソンディアブラウンを使いました
仕上げに頭髪の上塗りとしてシタデルカラーのコントラスト、バシリカヌムグレイを水で薄めてシャバシャバの状態にして染め塗りしました。
最後は肌の部分、紫のシェイドカラー、ドルーチバイオレットです
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを吹き付けて、乾燥させて完成、トップコートの役割も果たします。
塗装後
塗装後がこちら。
青と銀で塗った原作カラーからはまた一変して、紫のアニメカラーもドクターボンベらしいいでたちで完成しました
塗装シーンのみの映像をYoutube動画で
塗装シーンのみの動画
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ドクターボンベの超人強度は78万パワー。超人界最高の専門医で、プリンスカメハメの主治医でした。
無痛の手術を麻酔なしで手掛ける
霊命木から覆面を削り出して作る
ロングホーンを骨に加工し移植手術をする
人工心臓を作る
など様々な職人技でキン肉マンたち正義超人をサポートしました。若き日のリングネームはハングキラー。
というわけで、今回はでかキンケシ・第8弾から、ドクターボンベのペイントでした。
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