#640【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第8弾(H型)シシカバブー
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第8弾、H型のシシカバブーを塗装しました。
・アニメでは劇場版第2作に登場した、シシカバブーのデカ消し
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
昔よく遊んでいたキンケシです。あらためて着色してみて感慨深いものがありました
塗装の様子を動画で
Youtube動画で
塗装前の下処理
当時物、第8弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
丸越製の正規品にはこんな封入物があったのは当時全然気にしていなかったですね。
8弾のラインナップでは、悪魔騎士やキューブマン、ビッグザ武道など有名どころの超人とダークⅡ世など、本編での活躍はほとんどなかった読者投稿超人で構成されていました
まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、黒ずみなどはありましたが塗装には影響のないレベルでした。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はハイライトにまとめています。
工程は下地塗り~上塗りと2段階。
まずはキンケシの地に下地を作っていきます。
シタデルカラーのコントラスト、ヴォルパスピンクという塗料。
唇のピンクの下地として着色しました。
白、銀色の下地、アポシカリーホワイトです。
目と、パンツのベルト部分、そしてトサカのカラーの下地として塗りました。
続いてワープライトニング。
今回のシシカバブーでは重要なカラーの緑の下地として使いました。
このコントラストという種類の塗料は、下地になる顔料を含みつつ、液体塗料なので隅には流れ込んでいって速く色分けができるため、上塗りの目安を付けるという意味でも大変重宝しています。
バシリカヌムグレイ。黒の下地色です。
コントラストの下地最後はイアンデンイエロー。
パンツのバンド部分の下地として使いました。
そして肌の色は、ファレホのモデルカラー、ダークフレッシュをキンケシの地に直接塗りました。
少し濃い、フレッシュカラーです。
こちらがシシカバブーの下地塗りに用いた塗料です。
上塗りもカラーごとに見ていきます。
ディープイエロー。
ファレホのモデルカラーで黄色。パンツのバンド部分です。
緑の2色目はファレホのモデルカラー、ミディアムオリーブ。
先に塗った一色目とは少し違う、少し濃いめの黄緑色です。
シタデルカラー、キャリバングリーンです。
パンツとブーツに。
濃い、緑のカラーです。
今回使ったシタデルカラー、ファレホともに緑は顔料多め、隠ぺい力の強いカラーです。
下地、ワープライトニングも効いて、上手く色が乗ってくれました。
筆は、基本は面相筆。面積が広くて余裕がある箇所は、模型用のブラシなどで時短させながら効率よく塗っていきました。
唇のピンク、上塗りにエンペラーズチルドレンを使いました。
目と、パンツのバンドの一部に白、ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです。
額と、とさかのカラーとして銀色、アイアンハンズスティールを使いました。
シタデルカラーの黒、アバドンブラックです。
とさかの装飾です。
目は、ゼブラのマッキーケア、超極細で書き入れました。
一部ですが、額の装飾に赤・メフィストンレッドです。
最後、仕上げに肌の上塗りとしてシタデルカラーのコントラスト、スケルトンホードを水で薄めてシャバシャバの状態にして染め塗りしました。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを吹き付けて、乾燥させて完成、トップコートの役割も果たします。
塗装後
塗装後がこちら。
細部まで作りこまれた造形で、塗ってみると、使用した塗料の色数も多く、子供のころかなり遊んだ造形のキンケシでしたが新たな発見がたくさんありました
塗装シーンのみの動画をYoutubeで
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
シシカバブーの超人強度は95万パワー。キン肉星人四部族のひとつ、バーベキュー族、長老シャミカバ・ブーの子で、宇宙超人カーニバルの優勝者という設定でした。
というわけで、今回はでかキンケシ・第8弾から、シシカバブーのペイントでした。
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