#866【消しゴム塗装】マップマン(キン肉マンデカ消し第7弾G型)
今回は往年の、9㎝サイズの「デカ消し」。第7弾G型の、マップマンをペイントします。水色と黄緑で鮮やかに。超人図鑑カラーを意識した色分けにしました
水性アクリル塗料で色付けしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・丸越製デカ消し第7弾G型「マップマン」
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
before~after
デカ消しの第7弾G型、当時のパッケージに同梱されていたブックレットです
丸越製の正規品で7弾のパッケージにはこれが入っていました
この弾は、本編での活躍はほとんどしていない地味キャラ、読者応募の採用超人でまとめられたパートでした。
今回のマップマンの他には、スプレー魔人やフォックスマンの姿が。
まずは塗装前の状態です。大きな損傷などはありません。造形によって地球に様々な島や大陸があしらわれた造形。
汚れもペイントには支障ないのでそのままいつもの工程で進めていきました
塗装後のレビューを先に
ほぼ、海の水色と陸の黄緑、2色で構成された色分け
明るく鮮やかな配色で、塗装前とはイメージが一変しました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、ペイントの様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください
キンケシ・デカ消しの塗装は、およそこんな流れで下処理から進めていきます
煮沸して形を整え、余計な油分や表面の埃をとる
ベンジン漬けして、可塑剤、塩ビを柔らかくする薬剤を抜く
乾燥させ、Mr.スーパークリア・つや消しを全体に吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はハイライトで、使用したカラーごとに見ていきます
まずはベース塗装です
シタデルカラーのLAYER、パリッドウィッチフレッシュを水で溶いて薄めながら塗りました
全体に塗りました
この方法が結果として効率が良いので、最近は消しゴム塗装では、この薄く白の下地を入れる、作業は、ほぼ全面に行うようにしています
刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
今回は、白の下地の上に、ほぼ全面にまず、水色を
再び刷毛を使って、完全乾燥ののち色を入れました
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーです
ライトなカラーですが、粘性高く、隠ぺい力はそこそこ強い
白で入れた下地も効いて、一発で色が乗っていきます
さすがファレホ。ゲームカラーは色のノリもなめらかで程よい水分量です
水色がさらに完全乾燥してから色分け・上塗りをしていきます
フェイスの部分に銀色
ファレホのゲームカラー、シルバーを塗りました
マントのホックには金色
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーです
そして、島・大陸の描き入れです
黄緑のカラーは、ファレホのゲームカラー・エスコルピナグリーンを使いました
鮮やかなカラー
隠ぺい力強いので、水色の上からでも問題なく色が乗っていきます
細かな箇所もありましたが、デカ消しでもあるので、それほど気にならず面相筆で問題なく色を入れていけました
このあたりは、以前に塗ったレギュラーサイズのキン消しパート7のマップマンよりは、塗装面積は多いですが難易度的には楽でした
質感を高め陰影を出すために、シタデルカラーのシェイド・ドラケンホフナイトシェイドを水で溶いてボディに染め塗りしました
シタデルカラーはホビー用の水性アクリル塗料
塗料の食いつきもよく、隠ぺい力が高いので下地の色を気にせずに塗る事が出来ます
イギリスのゲーム製作会社「ゲームズワークショップ」が販売している
マットな質感の水性塗料です
ここで、よく考えるとブーツの緑を忘れていたので、エスコルピナグリーン再登場で漏れていた箇所を上塗りしました
ファレホは世界水準で最高級の水溶性アクリルカラーと言われ
筆塗りによる塗装が滑らかに、筆むらも出にくく、広い範囲に塗装ができます
塗料は、水性アクリルのシタデルカラーとファレホを併用
オール筆塗りで色付けしていきました
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所はブラシ・刷毛を使って
時短させ、効率よく塗装しました
工程は下地塗り~上塗りの大きく2段階です
今回の塗装で使用した塗料はこちら
かかった時間は約50分の塗装でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き付け、乾燥させて完成です
ということで今回は、キン肉マン・キンケシ塗装、往年の丸越製・デカ消し・第7弾
マップマンを、超人図鑑カラーを参考に、水性アクリル塗料を使ってペイントしました
まとめ~あわせて読みたい記事
マップマンは、地球出身で地図がモチーフの正義超人
超人強度は100万パワーあります
図鑑では「知育玩具の超人」にカテゴライズされていました
全身の地図は実際の世界各地と連動していて、気象異常や天変地異に合わせて体調に変化が起こるようです
デカ消しは、約9㎝サイズの少し大きいサイズのキン消しで、バンダイの子会社、つり下げ玩具を得意とした株式会社丸越が販売していたフィギュアシリーズでした
各弾約10体、全12弾までリリースされていました
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