#905 【キン肉マン・デカ消し塗装】昭和のスマイルマンを令和の今、筆塗りで蘇らせる!

2025年4月15日

昭和の名作フィギュア「キンケシ・デカ消し」。今回はその中でも人気の高い、第6弾F型・スマイルマンを、水性アクリル塗料を使って丁寧に塗装しました。約9cmサイズの存在感あるデカ消しが、令和の時代に新たな輝きを放ちます!

スマイルマンとは? キン肉マンに登場する個性派超人

スマイルマンはケニア出身の超人で、超人強度は46万パワー。その名の通り、常に笑顔を浮かべたミステリアスなキャラクターで、セリフを発することはほとんどありません。

デカ消し第6弾F型には、他にもバッファローマンやスプリングマン、オイルマン、タイルマン、バラクーダといった個性豊かな超人たちがラインナップされており、超人オリンピック時代のファンにはたまらない内容となっています。


使用した塗料・道具について

今回の塗装では、**世界的に評価の高い水性アクリル塗料「ファレホ(Vallejo)」**を使用しました。

  • デッドホワイト(下地&上塗り)
  • ブラック(ボディ・目など)
  • ブラッディレッド(口のアクセント)

すべてファレホ・ゲームカラーシリーズ。ファンタジー系ミニチュア向けに調整されたこのシリーズは、鮮やかで隠ぺい力も強く、筆塗りでも発色が良いのが特徴です。

使用した筆は、模型塗装用の面相筆と、広い面積用の刷毛を使い分けて効率的に作業しました。


スマイルマン塗装工程の流れ

1. 下処理

  • 煮沸して形を整える
  • ベンジンに漬けて可塑剤を除去
  • 乾燥後、Mr.スーパークリア・つや消しを吹き、下地を作成

この工程を丁寧に行うことで、塗料の乗りや耐久性が格段にアップします。

2. ベース塗装(下地)

  • デッドホワイトを全体に薄く塗布
  • 広範囲を一気に刷毛塗りで約3分。これが後の色の発色に大きく影響します。

3. 黒の塗装

  • ファレホ・ブラックを使用
  • 目元やフェイス周辺、ボディ全体にしっかりと塗り込みます
  • 隠ぺい力が強く、下地の白が効いてくる見事な仕上がりに

4. 赤のアクセント

  • ブラッディレッドで口元をペイント
  • 小さい面積ながら、フィギュアの印象をガラッと変える重要なポイント!

5. 最終仕上げ(白の上塗り)

  • 再度デッドホワイトでフェイスなどを塗り分け
  • はみ出し箇所の補修もしながら、明るくシャープな印象に仕上げました

仕上げと保護コート

塗装後は、ソフト99のボデーペン(クリア)を全体に吹き付けてコーティング。乾燥後はマットな質感が映える、リアルな造形美が際立つ完成品に!


作業時間と総評

全行程にかかった時間はおよそ50分。効率よく工程を分けて作業することで、手軽ながらクオリティの高い仕上がりが実現できました。


デカ消しとは? 懐かしの丸越製フィギュアシリーズ

デカ消しは、バンダイの子会社**丸越(まるこし)**が販売していたキン消しシリーズで、約9cmという大きめサイズが特徴。昭和時代に全12弾が展開され、各弾には約10体の超人がラインナップされていました。

当時のパッケージには、今回紹介したような**ブックレット(小冊子)**も封入されており、コレクターにはたまらない仕様です。


最後に

今回は、**昭和のキンケシ「デカ消し・スマイルマン」**を、令和の技術と情熱で塗装しました。

こうして過去の名作フィギュアに再び命を吹き込む作業は、ノスタルジーと創作の楽しさを同時に味わえる贅沢な時間です。

今後もキンケシ塗装やフィギュアカスタムの情報を発信していきますので、ぜひブログのブックマーク・SNSフォロー・チャンネル登録をお願いします!


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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年4月15日

Posted by Mさん模活時間の記録