#701【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第5弾E型 スペシャルマン(アニメカラー)
今回は、丸越製のデカ消し・第5弾E型から、スペシャルマンです。
青、のイメージが強い、アニメカラーでのペイントです。
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・9cmサイズのキン消し、丸越製「デカ消し」を塗装
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
塗装の様子をYoutube動画で見る
塗装の際の様子
可塑剤を抜く塗装前の下処理
第5弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
この弾は、第20回、21回の超人オリンピック出場超人がたくさん。
すべてのキャラが、ストーリー上しっかり出番のあった超人たちでした。
塗装前の状態です。
保管状態もよく、シミ、くすみ、黒ずみ程度の汚れで、目立った傷や損傷は
ないデカ消しでした。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
キンケシ、デカ消しの塗装前の下処理は、およそこんな感じで進めていきます。
煮沸して形を整え、油分や表面の埃、汚れを落とす
ベンジンに浸け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
乾燥させて、Mr.スーパークリアつや消しを吹きかけ、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料(シタデルカラー)で塗装
そして塗装です。
色塗りの様子は、使ったカラーごとにハイライトで見ていきます。
使用した筆は、基本は模型塗装用の面相筆。面積の広いところはブラシを使って、時短させ効率よく塗りました
塗料は、水性アクリルのシタデルカラー。
イギリス発、ゲームズワークショップという会社から販売されている水性塗料です。
無臭、発色がよい、速乾、乾けば耐水性がある、という、ミニチュア・フィギュアの塗装にはとても扱いやすい塗料です。
まずはBASE塗料のコラックスホワイト
シタデルの白ですが、少しグレーがかっています。
とても隠ぺい力の強い白カラーです。
頭部(主にフェイス)、腕部、胸の99のマークに塗りました
続いて黄色です
アヴァーランドサンセットというカラー。
隠ぺい力に懸念のある黄色カラーの中では、優秀な隠ぺい力を誇るカラーです
今回はシタデルカラーのBASE、下地になる塗料が主だったので、こうしてキンケシの地に直接塗り入れています
3色目は青。
これがアニメカラーのスペシャルマンのポイントとなる色。
青は、マクラーグブルーという塗料を使いました。
ボディ全体、グローブ、ブーツなど各所に塗りました
デカ消し、デカキンケシは、キン肉マンアニメ第一次ブームだった1984年~86年ごろに展開された、株式会社丸越から発売していたゴム消しフィギュアで、各弾約10体ずつ、全12弾まで展開されたキン肉マンのフィギュアシリーズでした。
レギュラーのキンケシの約4㎝の体長に比べ、一回り大きい約9㎝の造形が特徴です
ここでドライブラシ。
白で塗ったコラックスホワイトの上に、シタデルカラー・ドライのクロヌスブルー。
これで、水色っぽい色に調整しました
赤を上塗りします。
メフィストンレッド。
隠ぺい力の強い赤です。
頭頂部、目、SPECIALの文字を書き入れました
黒は、アバドンブラックというカラー。
こちらは頭部のとさか、目に塗りこんでいます
最後に再度コラックスホワイト
「S」の文字を書き入れました
ディテール、ガンダムマーカーのシャープで書き入れました
こちらが今回の塗装で使用した塗料
塗装にかかった時間は約60分でした
塗装後
色塗り後はソフト99コーポレーションのボデーペン・クリアを吹き付けて
乾燥させて完成 これがトップコートになります
オールシタデルカラーで塗装したアニメカラーのスペシャルマンです
実際にリング上で戦ったシーンは、ストーリー上はまだ一度もないのですが
塗装後がこちら
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スペシャルマンは、アメリカンフットボールをモチーフにした正義超人で、超人強度は65万パワー。
アメリカ合衆国出身で、フットボールの装備をしたスポーツ超人。
10tの鉄を軽々と持ち上げる。タッグトーナメントではカナディアンマンとビッグボンバーズを結成、テリーマンの幼馴染でもあります。
ということで今回は、キン肉マンのデカ消し、第5弾E型から、スペシャルマン。
アニメカラーで塗装しました。
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